福岡県や九州以外に住む者にとって、「福岡ダイエーホークス」や「福岡ソフトバンクホークス」の情報を得ることは、かつては大変難しいことであった。1990年代からつい最近まで、東京とその周辺に住んでいたホークスファンの筆者は、少なくともそう感じていた。 ホークスが弱かったころはとくにそうで、テレビなどでは試合結果をわずかに放送するくらい。スポーツ紙の情報量も同様だった。ジャイアンツに関する情報量が圧倒的に多い時代で、仕方のないことだった。ところが、インターネットの普及にともない、東京に住んでいてもホークス情報に触れられる機会が劇的に増えた。スポーツ紙などの記事が携帯端末などでいつでもどこでも、しかも無料で確認できるようになったからだ。ある時期には福岡のテレビ・ラジオ局がライブの試合動画や音声を無料で流していた。会社に居残りPCでナイターの様子を確認してから帰宅の途につくこともあった。 話をスポー