奈良市郊外の山林で、4万立方メートルを超す大量の土砂を違法に掘削したとして、三重県伊賀市の業者が逮捕された事件で、この業者が、奈良県のたび重なる指導に対し、「土砂崩れが起きる心配はない」などと説明していたことが関係者への取材で分かりました。警察は、県が求めた原状回復や安全確保の対策をとらなかったいきさつについて、調べています。 その後の調べで、「三進商事」が、奈良県のたび重なる指導に対し、「土砂崩れが起きる心配はない」などと説明していたことが、関係者への取材で分かりました。 奈良県は、平成25年6月以降、文書で18回の指導を行い、土砂の掘削をやめることや、原状回復の埋め戻しをすることなどを求めていました。 警察は、「三進商事」が原状回復や安全確保の対策をとらなかったいきさつについて調べています。