国際的スキーリゾートとして知られる北海道のニセコ地域(倶知安町、ニセコ町)で今年度、訪れる外国人観光客が過去最多のペースで推移している。 飲食店では英語や中国語が飛び交い、特に日本人客の少ない平日は、まるで外国に来たよう。地元ではにぎわいに沸く一方、酒に酔った外国人客が絡むトラブルも起きており、町や観光協会が独自に深夜営業の自主規制などに取り組んでいる。 3連休の明けた13日午後、地域最大の「ニセコグラン・ヒラフスキー場」。思い思いにシュプールを描くスキーヤーの大半は、豪州や香港、欧米などから訪れた外国人客だ。平日のためか、日本人の姿はほとんど見ない。豪州メルボルン市から2家族9人で訪れた大学生ベン・バーガーさん(23)は「きょうから1週間滞在する。ニセコは初めてだけど、雪質も景色もとてもナイスだね」と笑みをこぼした。 地域の中でも飲食店が集中する、倶知安町比羅夫(ひらふ)地区。料理店「阿