石川県白山市の国立公園にある県の天然記念物に指定されている大きな岩に、ロッククライミングで使う金具が複数打ち込まれているのが見つかり、県は文化財保護条例に違反する疑いがあるとみて調べることにしています。 「白峰百万貫の岩」は、石川県最大の河川、手取川の中州にあり、高さはおよそ16メートル、幅はおよそ19メートルあります。 石川県によりますと、昭和9年に大洪水が起きた際に上流から流れてきたとみられ、河川に流れてきた岩の塊としては国内最大級ということで、県が天然記念物に指定しています。 石川県の文化財保護条例では、許可なく県指定の天然記念物に手を加えることを禁止していることから、県は条例に違反する疑いがあるとみて誰がいつ金具を打ち込んだのか調べることにしています。