桜の季節、スーパーの和菓子売り場に桜餅が並んでいるのを見かけるようになります。 桜餅には、水溶きした小麦粉をクレープ状に焼いた皮で餡を巻く「関東風(長命寺)」と、道明寺粉(水に浸した餅米を干して粗めにひいたもの)を蒸した生地で餡を包む「関西風(道明寺)」の2通りあります。 はたして東西の分かれ目はどこにあるのか、ウェザーニュースがアプリの利用者に調査をしてみました。 お店に並ぶのはどちらの桜餅?という質問に対して、選択肢を「関東風」「関西風」「両方」で聞いてみました。その結果は、「関西風」が並んでいるとの回答が一番多く54%、「両方」との回答が32%となり、関西派の流通の方が優勢なことがわかりました。 一番多い回答で県ごとに色塗りしてみると、長命寺が店頭に並ぶのは秋田や青森、また関東など東日本に偏った結果となりました。 2つの桜餅はどのように生まれたのでしょうか。和菓子の老舗、株式会社虎屋