充実のイングランドサッカー中継 【海外通信員】2009年12月03日 イングランドに移り住んでから感銘を受けたことのひとつにサッカー中継がある。内容が非常に充実しているのだ。 たとえばチェルシー対マンチェスターUのようなビッグゲームになると、キックオフの1時間前から放送を開始。ゲーム終了後もさらに1時間にわたり検証がなされ、実際の試合を含めると中継は3時間半以上にも及ぶ。サッカーファンにとってはまさにうれしい悲鳴で、盛りだくさんの内容で試合を満喫することができる。 送り手の英テレビ局がもっとも重きを置いているのは試合を多角的に伝えることだ。中継番組が試合の実況を行う現場班と、俯瞰的な立場から検証する解説班の2部編成になっているのもその表れだろう。 キックオフの前は後者の「解説班」が中継を担当し、試合の見どころをピンポイントで紹介していく。ゲスト解説者として監督やOB、ときには現役の選手が