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ブックマーク / ameblo.jp/kokkoippan (21)

  • 『ブラック企業と闘う新ヒーロー「ダンダリン101」(モーニング新連載)は労働基準監督官が主人公』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 講談社の週刊マンガ雑誌『モーニング』1月29日号(1月14日発売)で、労働基準監督官が主人公の作品「ダンダリン101」がスタートしました。月1回の連載ですが、欠かさずチェックしたいと思っています。 『モーニング』の公式サイト には次のように紹介されています。 ブラック企業と闘う格差社会の新ヒーロー、その名も「ダンダリン」降臨! 謎の原作者・とんたにたかしと、『ラッキーマイン』以来ほぼ1年ぶりの登場となる鈴木マサカズのコンビが贈る『ダンダリン101』は、「労働基準監督官」を主役とする月イチ連載です。 もう無理だ! 格差社会に堪えられない!! 労働基準監督官。彼ら/彼女らは、労働者の保護を職務とする「労働Gメン」だ。 芸南労働基準監督署に着任したカリカリ女・段田凛(29歳、三

  • 『子育てしたくなるフランス社会、子育てが困難な日本社会』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 昨日、労働総研設立20周年記念シンポジウム「人間的な労働と生活の新たな構築をめざして」に参加しました。その中で、共立女子大学教授のジャニック・マーニュさんによる「フランスの労働者家庭とその生活」がとても興味深かったので要旨を紹介します。(byノックオン。ちなみに共立女子大学は私のパートナーの母校です) 現在、ヨーロッパの中ではフランスの出生率が一番高くて、このままで推移したと仮定すると、30年後にはヨーロッパの中でフランスの人口が一番多くなります。ただし、いまのサルコジ政権は、子ども手当などの社会保障を削減しようとしていますので実際はどうなるか分かりません。 これまでフランスは、日とくらべると、様々な点で子どもを生み育てたくなる社会をつくってきたことは確かであると思いま

  • 『そりゃあんまりだ!ハローワーク職員は官製ワーキングプア』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 管理人Aさんからのご指摘によるエントリーです。先週の反貧困たすけあいネットワークの集会でも湯浅誠さんが紹介していましたが、NHK「そりゃあんまりだ! どうにかして!働く場」(10/23)の中で、ハローワークにおける「官製ワーキングプア問題」が取り上げられましたので要旨を紹介します。 冒頭、ハローワークの非常勤職員の以下の声が紹介されました。 「私は非正規の公務員としてハローワークで相談員をしています。マンツーマンで就職のお世話をしていますが、私たちの処遇は、1年ごとの契約でいつも雇い止めの不安を抱えながら働いています。レベルアップのための研修もなく、求職者に万全のサポートができるか危惧しています」 「経験を積んで幅広い相談ができたり、より良い対応ができても、労働条件通知書

  • 『若者の孤立と絶望から互いにつながる希望へ - 重松清が考える、働く人の貧困と孤立のゆくえ』

    若者の孤立と絶望から互いにつながる希望へ - 重松清が考える、働く人の貧困と孤立のゆくえ | すくらむ 11月8日に放送されたNHKのETV特集「作家 重松清が考える 働く人の貧困と孤立のゆくえ~「派遣村」の問うたもの」を観ました。番組では、「若者の孤立」の深刻さを浮き彫りにすると同時に、先日の「クローズアップ現代“助けて”と言えない30代」 でも指摘していた若者の内面の問題だけでなく、若者が孤立せざるをえない社会構造上の問題にも迫っていました。そして、「若者の孤立と絶望」をどのように「希望」に変えていくのかという課題についても、首都圏青年ユニオン の取り組みを紹介しながら、若者が「居場所」をみつけ、「つながり」「連帯」をつむぐことにこそ「希望」があることを明示していました。以下、いくつか印象深かったところを要旨で紹介します。(※私の解釈で相当まるめた要旨になっているのと、解説等も付け加え

  • 『正規も非正規も解雇で失職、ハローワーク前で2千人アンケート - 求められる緊急雇用対策』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 ※現在、全労連が全国各地で取り組んでいる「ハローワーク前アンケート」の「中間報告」がまとまっていますので紹介します。 ハローワーク前アンケート中間報告 2009年11月5日 全国労働組合総連合 全労連は、雇用情勢が厳しさを増す中、①失業者・求職者の実態と要求を集約し、制度要求や世論喚起のための客観資料を得る、②失業者・求職者の生の声をつかみ、運動に活かしていくという2つの目的のもと、「ハローワーク前アンケート」に全国でとりくんでいます。 まだとりくみの途中ですが、10月末までに、35のハローワーク前で、2,028名分が集約されました。「中間報告」として発表し、政府の「緊急雇用対策」への反映などを求めていくものです。 なお、「中間報告」は単純集計のみですが、最終の「報告書」

  • 『若者から夢と希望を奪う労働者派遣法 - 抜本改正まったなし』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 「派遣法改正 まったなし!10.29日比谷大集会」(10月29日開催)での3人の方の発言要旨を紹介します。(※遅くなりましたが、忘れないうちに紹介しておきたいと思います。byノックオン) ▼日労働弁護団会長の宮里邦雄さんの発言要旨 昨年の秋以降、「派遣切り」の嵐が全国に吹き荒れています。派遣労働の持つ構造的な不安定・低賃金労働としての質は、いまや誰の目にも明らかです。ILO(国際労働機関)は、1944年に「労働は商品ではない」「一部の貧困は、全体の繁栄にとって危険である」という労働における基的な原則を掲げました。そして、この原則を発展させて、1999年からは「人間らしい尊厳ある労働」=「ディーセント・ワーク」を21世紀のILOの目標として掲げました。現在の日におけ

  • 『『沈まぬ太陽』『不毛地帯』原作者・山崎豊子さんインタビュー』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 昨日、映画「沈まぬ太陽」が封切られました。ぜひとも多くの方にご覧いただきたいので、2000年に私が企画・編集した山崎豊子さんのインタビュー記事を再掲載します。 これまで、山崎豊子さん原作の『白い巨塔』『華麗なる一族』、そして現在2クールに渡るテレビドラマとして放送中の『不毛地帯』の場合、最初に山薩夫監督により映画化され、その後でテレビドラマ化されています。『沈まぬ太陽』もぜひとも同じ道を歩んで欲しいと願っています。(※インタビュー記事には、“ネタバレ”もありますので原作をお読みでない方、映画未見の方はご注意ください) 〈国公労新聞 第1034号 2000年1月1日号掲載〉 沈まぬ太陽を心に持って ~まともな労働組合に光あて、たたかう労働者を 勇気づけるベストセラー『沈ま

  • 『クローズアップ現代“助けて”と言えない30代 - 内面化する自己責任回路』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 10月7日に放送されたNHKクローズアップ現代「“助けて”と言えない~いま30代に何が~」は、同番組では、今年度一番の視聴率(17.9%)を記録したそうです。(※同番組にコメンテーターとして出演していた、作家の平野啓一郎さんのブログ に書かれていました。さらに、放送後の反響が大きく、急遽10月12日に再放送されたとのことです) 30代の失業者は現在80万人。前年比で31%増。仕事だけでなく住まいまで失い、生活に困窮する働き盛りの30代が急増し、全国各地の“炊き出し”にホームレス状態の30代が行列をつくる姿が多く見られます。番組では、今年4月、福岡県北九州市で餓死してしまった39歳の男性の足跡をたどりながら、生活苦に陥る30代が、命に危険を及ぼしかねない状況になっても、助け

  • 『派遣村からの提言「今年もあと3カ月、悲劇繰り返すな」(湯浅誠・元年越し派遣村村長)』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 9月30日のNHKテレビ「視点・論点」に、年越し派遣村で村長をつとめた湯浅誠さん(反貧困ネットワーク事務局長)が出演していました。湯浅さんの話したテーマは、「鳩山政権 派遣村からの提言」で、先日(9月27日)の「社会保障基法を考えるシンポジウム」のときの湯浅さんの発言より、さらに整理された話でしたので、以下要旨を紹介します。(byノックオン) 国会は解散から2カ月以上ストップしています。しかし、人々の生活は待ったなしの状態にあります。東京都内の炊き出しに並ぶ人は昨年の2~3倍となっていますし、私どもの「もやい」 には、きょうあすべていかれないという人が毎日40人ほど相談に訪れ、電話相談は100件近くあり、1日中鳴り止まない状態です。状況は確実に悪化しています。 OEC

  • 『日本型経営の欠陥がもたらす雇用危機 - 経営者のやりたい放題を制約する社会的な力はどこに?』

    型経営の欠陥がもたらす雇用危機 - 経営者のやりたい放題を制約する社会的な力はどこに? | すくらむ 全労連の労働組合幹部セミナーが8月10~11日と開催されました。そこで行われた近畿大学法科大学院の西谷敏教授(大阪市立大学名誉教授)による「雇用危機下の法的規制と労働組合」と題した講義の要旨を紹介します。 急激かつ深刻な雇用危機を迎え、いま労働法は転換期にあります。全労働者の4.7%を占める派遣労働者が、「派遣切り」され十数万人が職を失っています。この間の非正規労働者の失職が二十数万人で、そのうちの60%が派遣労働者です。つまり、派遣労働者の雇用は切りやすく、真っ先に切られたわけです。 さらに「派遣切り」の特徴は、中途解約が多いことです。約半数が中途解約で「派遣切り」にあっています。派遣労働の場合も、一般有期契約の場合も、予定された契約期間が終われば一応満了ということになりますが、いま

  • 『「死にたくないが、死ぬしかない」 - 雇用破壊で自殺過去最悪ペース』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 昨日はWHO(世界保健機関)が定めた「世界自殺予防デー」でしたので、マスコミをはじめいくつかのサイトをチェックしてみました。 NHKでは、ニュース帯で日産業カウンセラー協会が10日に各地で取り組んだ「働く人の自殺予防電話相談」を紹介。午前中から電話が相次ぎ、「不況で人手が減らされたうえ、上司からの無理な指示も増え、夜眠れない」、「賃金が大幅にカットされて気力を失い、今後どうしたらよいかわからない」、「去年秋以降の雇用情勢の悪化で仕事が見つからず、もう生きていけないといった深刻な相談が増えている」ことを伝えています。 同じくNHKの生活ほっとモーニングでは、9~10日と「シリーズ“命を守る”自殺者3万人 何が必要なのか」を放送。「派遣切り」され、「俺から仕事を取るというこ

  • 『正社員の解雇規制を緩和・撤廃して得するのは誰か?』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 「正社員の解雇規制を撤廃すれば公平な社会になる」とのコメントが寄せられています。これは、一部の財界御用学者らが繰り返している言説と同じです。 たとえば、城繁幸氏は『Voice』誌4月号の「労働組合は社員の敵」と題した論文で、「そもそも日の正規雇用は、『解雇権濫用法理』と『労働条件の不利益変更の制限』によって事実上いかなる解雇も賃下げも不可能であり、バブル崩壊後は維持不可能な代物だった。非正規雇用の拡大とは、総人件費を抑制したい経営サイドと、既得権を死守したい労組が共に進めてきたもの」、「正社員の保護規制を緩和し、現在は非正規側にすべて押し付けられているコストカット圧力を労働者全体で分かち合うべきだ」と書いています。まさに、大企業・財界発の「正規vs非正規」「労労対立」を

    『正社員の解雇規制を緩和・撤廃して得するのは誰か?』
  • 『派遣労働者から強奪する竹中平蔵氏が「改革利権」でパソナ会長就任』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 「景気が悪いから暗い話をする人が多い。しかし64年前は日中が焼け野原だった。あの時ほど暗いですか? そんなことないでしょうが」 「スポーツ報知」(8/27)に掲載された岐阜市内での麻生首相の演説です。先日発表された2009年版厚生労働白書によると、今年9月までの1年間に「派遣切り」などで職を失う非正規労働者は全国で22万9千人にのぼり、そのうち約6割、約13万人は、2004年に解禁された製造現場への派遣労働者です。その失職者約22万9千人のうち居住状況が判明した12万5千人を対象にした調査では、少なくとも約3,400人が住まいも同時に失い、生活基盤を損なわれる苦境に立たされていると指摘しています。 こうした非正規労働者の惨状も、麻生首相にかかると、64年前の日中が焼け

  • 『舛添要一厚生労働大臣への抗議文(元派遣村実行委員会有志一同)』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 ※舛添要一厚生労働大臣への元派遣村実行委員会有志一同の「抗議文」を紹介します。 2009年8月24日 抗議文 元派遣村名誉村長 弁護士 宇都宮健児 元派遣村実行委員会有志一同 〒104-0061 東京都中央区銀座6-12-15 COI銀座612 7階 東京市民法律事務所 厚生労働大臣 舛添要一 殿 私たちは、年末年始、日比谷公園にて派遣村を企画した実行委員会の有志です。 貴殿は、8月18日、横浜市内の街頭演説で、年越し派遣村の取り組みについて言及し、「4000人分の求人票を持っていったが一人も手を上げなかった。大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」と発言しました。 私たちは、この発言は、事実誤認により生じる偏見、もしくは、事実を捻じ曲げた中傷であり、

  • 『自己責任論は正社員も公務員も貧困・過労死へ突き落とす』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 一昨日1万7079、昨日1万3653と、2日連続で1万件を超えるアクセス数を記録しました。貧困問題を改善するために、「自己責任論批判」は、とても大切なことだと思っています。そこで、多くの方が関心を寄せてくださっているこの機会に、過去に紹介した湯浅誠さんの「自己責任論批判」を2つ再掲します。ぜひ一昨日のエントリーとあわせてお読みいただければ幸いです。 まず、8月9日に掲載したエントリー「自己責任回路・がんばり地獄を脱する反貧困スパイラルへ(湯浅誠氏「貧困も過労死もない社会へ」)」 の中からです。 こうした社会(※貧困と過労死が深刻化する日社会)になってしまったのは、「自己責任論」が一番大きかったと思います。昔からホームレスも母子世帯も「自己責任」にされてきましたが、ここ十

    nekomori
    nekomori 2009/08/22
  • 『日本の国民はスウェーデンより「高負担」、そして「低福祉」が貧困を拡大している』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 自民党の総選挙マニフェストは、近い将来の消費税率アップを含めて「中福祉・中負担」をめざす方向性を明示しています。ということは、日の現状を「低福祉・低負担」であると自民党は認識しているわけです。 しかし、日の現状は、「高福祉・高負担」国家と言われているスウェーデンよりも国民が「高負担」を強いられている「低福祉・高負担」国家であることを示すデータがいくつかありますので紹介します。 まず、内閣府の経済社会総合研究所による「スウェーデン企業におけるワーク・ライフ・バランス調査」(2005年7月)の中の「第2章第6節 スウェーデンと日の国民負担の比較」です。この調査には次のように書かれています。 スウェーデンの高福祉を支える国民負担率を日と比較すると、両国の社会保障給付費を

    『日本の国民はスウェーデンより「高負担」、そして「低福祉」が貧困を拡大している』
  • 『正社員も非正社員も家族つくれない、仕事・家族・教育の循環構造が崩壊した日本社会』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 動向が気になる研究者のひとりに、東京大学の田由紀教授がいます。その田教授が、今年の2月4日、参議院の「国民生活・経済に関する調査会」で参考人として、人口減少社会の改善をテーマに意見陳述を行っています。最近、その議事録を発見したのですが、国会議事録の文章は自由に利用していいとのことですので紹介します。 《東京大学大学院教育学研究科教授・田由紀参考人の意見陳述》 戦後日社会を、オイルショックを迎える以前の「理想の時代」と、オイルショックからバブルが崩壊するまでの消費社会化・情報社会化が進んできた「虚構の時代」と、バブル経済の崩壊後現在に至る「不可能性の時代」という3つの時期区分に分けると、「理想の時代」に成立した戦後日型循環モデルは、「虚構の時代」において、すでに内

  • 『ニート64万人・フリーター170万人 - 雇用・社会保障・学校・家族から排除される若者』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 内閣府が7月3日、2009年版「青少年白書」を発表しました。それによると、2008年の「ニート」の人数が、前年より2万人多い64万人に増加しています(※非労働力人口のうち、家事も通学もしていない15~34歳を「ニート」と内閣府は定義)。内訳は、24歳以下が26万人で、25歳以上は38万人。ニートの人数が急激に増えた2002年と比較すると24歳以下は3万人減少したものの、25~34歳の「年長ニート」が3万人増えて38万人となっています。また、2008年のフリーター(15~34歳)の人数は170万人です。 それから、厚生労働省が7月13日、親から離れて児童養護施設に入所している児童数(18歳未満)が2008年2月時点で4万1,602人となっていることを発表しました。これは5年

  • 『約1分半に1人が自殺未遂はかる日本社会 - いつ誰が自殺へ追い詰められても不思議ではない』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 『西日新聞』(4月12日朝刊)に、「熊いのちの電話 自殺相談が急増『景気の悪化など要因』」という見出しの記事が掲載されています。そこには次のように書かれています。 「もう、死にたい」--24時間態勢でさまざまな悩み相談を受け付ける「熊いのちの電話」(熊市)に自殺願望を訴える相談が急増している。2008年の相談件数は901件(全体の相談件数は1万5406件)で、前年の1.5倍に達した。国内の自殺者数は11年連続で年間3万人台を超えているが、受話器の切実な声に耳を傾けるボランティアの相談員たちは「“予備軍”がさらに増えている」と危機感を募らせている。(中略)相談者の年齢別は30代が248人と一番多く、40代(219人)、20代(172人)、50代(167人)。中学生や

  • 『20代と30代の死因の1位は自殺 - 若者を自殺へと排除する現実と若者バッシング』

    20代と30代の死因の1位は自殺です。それも、他の死因の割合を大きく引き離して1位となっていることが、下のグラフで分かります。 ▼2008年における年齢階級別の主な死因の構成割合 (2008年版『自殺対策白書』※緑色のところが「自殺」) ※画像の上でクリックしてください。拡大して見られます。 ▼「日」と「日以外のOECD諸国」における自殺率の比較 【男性25~44歳の自殺率(10万人あたり)】 (※国際比較が知りたいとのリクエストに答えて、 4月8日AM10:30に追加したグラフです。 04年までのデータしかありませんでしたが) ニートは、国や親の財産、年金などをい荒らしていく存在です。まず、自分の内面的な崩壊から始まって、家族の崩壊、親や先生を殺すのはまれとしても、犯罪を伴うこともあります。それは社会の崩壊にもつながっていくという、ある意味での爆弾といえるでしょう。(浅井宏純・森

    『20代と30代の死因の1位は自殺 - 若者を自殺へと排除する現実と若者バッシング』