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ブックマーク / hyoshiok.hatenablog.com (16)

  • 9月末で60歳定年退職しました - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    当社の規定により満60歳で定年退職をした。長いようで短かった会社員生活も一区切りだ。自分のプログラマとしての会社員生活を振り返ってみる。無駄に長いし結論はないのでお忙しい人は飛ばして欲しい。 9月末なのでブログ界隈では退職エントリーがそこかしこに書かれると思うが、その中で自分の退職エントリーを連ねることにどれほどの意味があろうか。もちろんないのだが、それでも多くの書き手の年齢を考えると満60歳定年退職というところに若干の希少価値を見出せなくもない。 1984年に大学院修了して以来、プログラマとしてのキャリアを重ねてきた。大学時代の同期でプログラマとして就職したものは皆無だ。当時、工学部の同期はメーカーに就職するのがほとんどで、大手家電メーカー、自動車メーカー、電力会社などなど、当時の誰でも名前を知っている人気企業に就職するものが大半だった。 その中で、日ディジタルイクイップメント(DEC

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  • 自分のhistoryを分析する。DevLoveターミナル勉強会に行ってきた 2011-09-19 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    CUI -- How to Analyze History command View more presentations from Hiro Yoshioka CUI(Command User Interface)というのはGUI(Graphical User Interface)と異なってコマンドを覚えなくちゃいけないし、コマンドをタイプしなくちゃいけないので、初心者にはちょっととっつきにくい。 コンピュータとの操作をGUIの時代からやっている人にとっては面倒な使いにくいものなのかもしれないが、CUIにはCUIのよさがある。それを伝えてみたい。 CUIのコマンドは自分の意志をコンピュータに伝える言葉である。CUIはそのコマンドを記録することが簡単にできる。なんといっても文字だから簡単に分析できる。 自分はコンピュータに何を語っているか。自分は日々何をしているのかを知ることが自分の作業を

    自分のhistoryを分析する。DevLoveターミナル勉強会に行ってきた 2011-09-19 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • デブサミで『ハッカー中心の企業文化を日本で根付かせる』という講演をしてきた 2011-02-27 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    ハッカー中心の企業文化ってなんだなんだ。一体何について話をするんだ。という疑問は自分でも持っていた。ずいぶん大げさなタイトルにしてしまった。後の祭り。発表のずいぶん前からあれやこれや悩んでいたのあるが、今ひとつ構想がまとまらなかった。 その悩みに一つのヒントをくれたのがケンオルセンが亡くなったというニュースだった。自分が新卒として入社したDECという会社はどのような会社だったのか。そして、その会社が自分のエンジニアとしてのキャリアにどのような影響を与えたのか、与えなかったのか、それを軸に自己紹介をしつつ、自分の考えるハッカーセントリックな企業文化とは何かを話してみようと言う風に思い至った。*1 デブサミは2月17日、18日と2日間目黒雅叙園で開催される。わたしのセッションは18日の朝一である。 ハッカーセントリック(Hacker Centric)というフレーズはポールグレアムのエッセイ「Y

    デブサミで『ハッカー中心の企業文化を日本で根付かせる』という講演をしてきた 2011-02-27 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 数千万から数億のソリューションを買うのかオープンソースをハックできる人を育てるのか - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    数千万から数億のソリューションを買うのかオープンソースをハックできる人を育てるのか。もちろんそんなに単純な問題ではないが、じっくり考えてみるに値する。 企業にとっては、何らかの経営的課題が解決できれば別に自社で内製しようが、他社のプロプライエタリなソリューションを購入しようが、それこそオープンソースであれやこれやしようが単に手段が違うだけである。リスク、コスト、時間などを天秤にかけて決定すればいい。 わたしなんかは、オープンソース原理主義者的なレッテルを世間からは貼られているので、なんでもかんでもオープンソース(OSS)を推進しているように思われているが、理念としてのフリーソフトウェア運動に深く敬意を抱きつつも、ま、安ければなんでもいいんじゃない、という日和見主義者なので、商用製品を使うことになんら躊躇はない。 例えば、EMCのご大層なストレージを1TB用意するのと、ローカルストレージで1

    数千万から数億のソリューションを買うのかオープンソースをハックできる人を育てるのか - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2010-02-14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    例えば、次の言葉の意味を知りたい、聞いたことがあるけどよく分かっていないプログラマにとって、お勧めの書籍だ。Unicode/UTF-8/UTF-16/USC-2/JIS X0208/JIS X0212/JIS X0213/SJIS/EUC-JP/CP932/ISO-2022-JP/ASCII/Latin-1/ISO 10646/ISO 8859-1/サロゲートペア/文字化け/機種依存文字/半角カナ/絵文字… JIS X0208やJIS X0213の解説などは圧巻である。書籍にはWebにない利点がある。Webには即時性があるが、文字コードの解説においては、即時性はそれほど求められない。字体ないし字形の差異についてWebではその字体ないし字形がなければ表現しようがないが、書籍であれば細部までこだわって表現できる。 例えば、包摂された「辻」という字の一点しんにょうと二点しんにょうの字体の差はWe

    2010-02-14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • そろそろオラクルについて一言いっておくか - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    自分が受けたインタビューを自分が解説するという変な企画の第3弾(笑)。スーパーハッカー列伝。吉岡弘隆氏 その1 ソフトウェアの国際化をやっていたころの話をしよう http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20100113#p1 その2 そろそろUnicodeについて一言いっておくか http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20090419#p2 イノベーションのジレンマによって駆逐されたDECという会社 川井 そんな歴史があったんですね。「オラクル」さんに移られたのは「DEC」さんの終焉に伴ってていうのがあるんですか? 吉岡 ありますね。1993年ぐらいから「DEC」が大赤字を出してる年なんですよね。 それで日の「DEC」もどんどんシュリンクするという方向もあって、希望退職制度かなんかで200人ぐらい募集したんですよ。 そうするとやっぱり同僚がど

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  • データセンターがコンピュータになる時代 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    話題のThe Datacenter as a Computerなる論文を読んでみた。Googleの中の人が書いたインターネット時代のコンピュータの話だ。 http://www.morganclaypool.com/doi/abs/10.2200/S00193ED1V01Y200905CAC006 The Datacenter as a Computer: An Introduction to the Design of Warehouse-Scale Machines: Synthesis Lectures on Computer Architecture, 2009, 108 pages, Luiz André Barroso Google Inc. Urs Hölzle Google Inc. ムーアの法則で、半導体の集積度がどんどん上がってきて、通信コストも安くなってきて、コンピュー

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  • 無駄なドキュメントは書くな(再考)@大井町の飲み屋談義 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    昔、無駄なドキュメントは書くな(http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20050510#p1)というよた話を書いたのだが、酒の席で、似たようなお話をしたので、いろいろ考えてみた。 酒の席でのお話というのは、次の日すっきり、さっぱり忘れるのが常であるので、詳細はもちろん把握していないのだが、概要程度は思い出せるので、それを再現してみたい。 登場人物は、工程改善チームのおじさんTさん、工程改善チームの若者(初対面)、SIerから転職してきた同じグループで9月入社のSさん、そしてわたくし。大井町の魔界のおでん屋の2階。民家の2階風で、テレビもある。だらだら終電までいればタモリ倶楽部も見られるねと言う感じの飲み屋である。 若者はドキュメントの標準化とかいろいろ悩んでいる。若者「詳細設計ドキュメントとかどうするんすかね?どー標準化するんすかね」、よしおか「そんなものは書かない

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  • 楽天テクノロジーカンファレンスを後ろから見た 2009-10-28 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    既に書かれているとおり*1、id:kkawamuraが今年の楽天テクノロジーカンファレンス実行委員会委員長として、今回のイベントを仕切っていた。自分はあくまで、一講演者としてこのカンファレンスに関わったのだが、最初は外の人、いつのまにかに中の人という、とってもユニークな立ち位置での関わりだったので、忘れないうちに一言二言記しておく。 5月か6月ころに、知り合い(楽天テクノロジーカンファレンスのおかあさん役)から今年もテックカンファやるんだけど、相談にのってよ〜という感じの軽いノリのメールが来て、いいすよいいすよという軽い返しで飲み会をしながらお話をすることになった。そのころは既に楽天への転職活動をしていて、内定が出るとか出ないとかの時期だった。まあ、そんなことは当然おくびにも出さず、自称プロの酔っ払いとして、相談というか、自分にとってはただの飲み会に参加した。 いろいろ難しいことを考えてい

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  • 社外勉強会を社内でやることの意義 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    企業に取って従業員が自主的に勉強会を開催する意義というのは、(1)社員の知識、スキル向上、(2)社員のモチベーションアップ、(3)社内の活性化、などなどいろいろある。まあどうとでも言えるというと語弊があるけど、定性的なメリットはいくらでも言える。定量的なメリットについて言うのはなかなか難しいが、定量化できないからといって、まったくやらない、あるいはその意義を無視する、あるいはその意義を過小評価するというのは、あまり賢い方法ではないと思う。 一方で勉強会を開催するデメリット、コスト、リスクなどについて考えると、コストは勤務時間外でやるので、ほとんどかからない、リスクというのもほとんんどないと思う。 やらないことのデメリット(機会利益の損失)は、やることのメリットのちょうど裏返しである。大きな企業であれば、事業部間をまたがった横串の関係が出来上がって、緩い情報共有などが出きるというメリットもあ

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  • 急募:プロの経営者 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    ogochanが『「天才エンジニア」でIT業界は変わらない 』*1 と吠えている。業界に必要なのはプロの経営者だ。 カーネル読書会なんていう、勉強会だか飲み会だかわかんないへんなものを10年続けているとわたしみたいな盆栽、もとい、凡才でもよくわかる。すげー技術者はいっぱいいる、面白い技術者はいっぱいいる。にもかかわらづ日にはMicrosoftOracleもIntelもGoogleもない。そして日にはBill GatesもLarry ElisonもAndy GroveもEric Schmidtもいない。 いないいないと嘆いてもしょうがないのである。元気のいい技術者を発見して、面白がって、それすげーよと言ったり励ましたり拍手をしたり、そーゆーことをするくらいしか自分にはできない。半径5メートルのなかで自分ができることをできる範囲でやるしかない。 とは言うものの、ここでプロの経営者がいない

    急募:プロの経営者 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2009-08-22

    セキュリティ&プログラミングキャンプ2009のわたしの講義で、「オープンソースにすると企業は損をするんじゃないですか」という質をとらえた質問がでて、講師陣が、いきなりいろいろ議論を始めた。 企業の行動原理は、利益の追求だから、利益を生まないアクティビティは原則として行わない。オープンソースも例外ではない。 利益=売上-経費 なので売上が増えるか、経費が減るかという観点から投資判断をする。当たり前ですな。 例えばマイクロソフトが自社の製品をオープンソースにすると、売上が伸びるか、あるいは経費が減るかというと、どちらもそうとは言えないので、マイクロソフトが自社製品をオープンソース化することは考えられない。先日マイクロソフトがHyper-V向けのLinuxドライバをGPLで公開したことが話題になったが、Linuxドライバを公開する事が自社のHyper-Vの魅力を増し、売上向上を期待して公開した

    2009-08-22
    nekomori
    nekomori 2009/08/22
  • TOMOYO Linuxに学ぶ説得術 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    昨日、TOMOYO Linuxメインライン化記念合同勉強会(カーネル読書会、セキュアOSユーザ会、まっちゃ445)に行ってきて、小崎さんが匿名掲示板でガチでレビューしていたお話を聞いたので、早速過去ログを読んでみた。http://tomoyo.sourceforge.jp/2ch/thread-2.txt (追記:2009/7/4 21:03 なぜか後半部分、アスキーアートの後が切れてしまったので、前半部分を若干カットして(略)の部分、その2を追加しました。) LKML (Linux Kernel Mailing List)というのはLinuxカーネルの技術的なことを議論するもっとも権威(?)あるメーリングリストで、ここで議論され合意されたものがLinux体に取り込まれることになる。このLinux元の体(くどいな)のことをメインラインと呼ぶ。Linuxを創ったLinusさんに

    TOMOYO Linuxに学ぶ説得術 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • デブサミで考えた。基盤技術のカンファレンスの必要性。 2009-02-14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    デブサミは当に素晴しいカンファレンスだった。いろいろな人と出会い、いろいろな話をした。そして考えた。わたしは、このようなカンファレンスが必要だ。だけど、何かが足りない。自分の場所と違うなにかを感じた。それは何かを考えた。 端的に言えばワクワクするものとワクワクしないものだ。 バズワードは全然ワクワクしない。カネにもあんまりワクワクしない。例えば、も杓子もクラウド、クラウドと言うが全然ワクワクしない。 しかし、クラウド(何それ)を構成する要素技術には、ワクワクする。OSの技術CPUコアを増やすとそれに比例してスケールするOSとかRDBMSとかWebサーバとかアルゴリズムにはワクワクする。大規模サービスを提供するためのCPU技術(それって何だ?)、RDBMS、Web技術。キャッシュ、コンパイラ、JIT、VM、省電力プログラミング、省メモリプログラミング、有用なアルゴリズム、枚挙にいとまが

    デブサミで考えた。基盤技術のカンファレンスの必要性。 2009-02-14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 社内勉強会がだめなら(社外)勉強会を主宰しちゃうというお話。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

    やばい。その行動力にぐっときた。 「社内で勉強会やりたいと会社に言ったら、「言うまでもない」と断られた。」という日記を読んでショックを受けたので、「社内勉強会をやりたいのに上司が認めてくれなかったら」という日記を書いた。 トラックバックで「勉強会に否定的な上司の横っ面を札束でぶっ叩くための助成金案内」という、すげーわざを教えていただく。助成金という発想。これをどう使うかのノウハウの共有などが出てきたらおもしろいと思った。 勉強会というのはあくまで勉強会なので、業あっての勉強会。そこを勘違いしちゃいけないのだけど、勉強会をやりたいなあと思うだけで、何もしないヤカラより、それを会社に提案したということは遥かに価値がある。また、上司への提案が上手くいかなかったとして、その提案方法が悪いという批判は簡単だが、それを日記に書いて情報発信したことによって、様々な意見や裏技やちょっとしたTipsをえら

    社内勉強会がだめなら(社外)勉強会を主宰しちゃうというお話。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
  • 2009-02-07

    社内で勉強会やりたいと会社に言ったら、「言うまでもない」と断られた。http://d.hatena.ne.jp/hkhumanoid/20090205/1233844080 せめて、自社の人間と活動をスタートして、そのうちグローバルになればいいかなぁという気持ちで、会社に相談してみた。 結果・・・ 「言うまでも無く、駄目。」 えーーーーっ!! 正直ショックだ。社内勉強会を開催しようなどと煽っている*1責任の一旦はわたしにもあるので、なんで、会社が認めてくれないか考えてみた。考えてみたところで状況が変るわけではないし、そんな会社が存在するということを想像もしていなかった事自体、わたしが世間を知らないことなのかもしれないけど。世の中は広いので、ブラックな会社は存在はするだろう。だけど、従業員のモチベーションを挫いて何かいいことがあるんだろうか。当に良くわからない。 当該ブログを読んでみると客

    2009-02-07
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