家の中でじっと座って考える時と、屋外を歩きながら考える時と、考えている内容も質も明らかに異なることを感じる。わたしの場合、長い間屋内で考え事をしていると「なにかが停滞していく」感覚を覚える。歩きながら考えると、風が吹き抜けるからなのだろうか、余分なものが削ぎ落とされる。思考がクリアになる。じっくりと腰を据えて考えたいこともあるので、明日から、新潟に向けて徒歩で移動をしてみることになった。 www.facebook.com 先日、働く無職をテーマに音声配信をおこなった。この中で、無職とは「お金では動けなくなったひとたち」のことなのではないだろうかと思った。歩きながら考えたい内容とは、その続きになる。わたしは思う。ひとは「死にたくない」と思う。死なないために(時には嫌なことを嫌々やりながらでも)生活費を稼ぐ。が、同時に「現代人は、生き延びるためだけに生きることに疲れている」とも感じることがある
先日、父の外科手術の付き添いで、兄とともに札幌まで行ってきた。わざわざ遠く離れた札幌まで来たのは、そこに名医がいるからだと父は言っていた。 新千歳空港からJRに40分乗って札幌まで出て、地下鉄で中島公園駅まで行き、ホテルに荷物をおいて、路面電車で病院の最寄り駅まで行った。 手術の説明を名医のおじさんがしてくれた。 名医のおじさん「大体1時間半くらいで終わりますので。終わったらお声がけしますから」 兄とおれ「よろしくお願いします」 きっかり1時間半後に父はベッドに乗せられたまま手術室から出てきた。歩み寄ろうとすると看護婦さんが「あとでお呼びしますので、もう少々お待ちください」と優しく諭してくれた。 それから程なくして名医のおじさんがおれたちのところに戻ってきた。 名医のおじさん「手術は無事に成功しました。お部屋に戻ってもらって大丈夫ですよ。ただまだ麻酔が残っているので、意識が朦朧とされている
いやーもう1年が終わりますね。 今年はブログ漬けの1年でした。 なんとなくブログをはじめて、 たまたまアクセスが集まって、 ブログの本なんかも出しました。 KADOKAWAから発売中です。 amazon.co.jp/dp/4046020954 それは嬉しかったのですが・・ こうやってブログ本を出すと・・・ 嫌がらせをしてくる人も出てきました。 一例をあげますが、 本屋に並んでいる私の本を撮影して・・ 「全然売れてないじゃねーかwww」 と言って写真を送ってきたりするのです。 怖い・・・・ 気になって調べてみると・・・ 同じような事をしている はてなブログの先輩方がいました。 何人いるんだ・・怖いなぁ・・・ 他にも本の発売が決まってから、 「お前の本を悪く書いてやる」 と直接連絡が来たこともありました。 はじめて絡む方でしたが・・・ その方もはてなブログを何年もやっている 名のある大先輩のブ
出会い それは小さな箱で、まるで魔法のようだった。 滅びゆくしかないみたいな言葉がしっくりくる小さな街の中学校、その片隅の少し薄暗い理科準備室にその魔法が存在した。 (Photo:Patrik Uytterhoeven) いつ洗ったのだか定かではない理科教師の白衣は、もはや黒衣だとか茶衣と呼ぶ方がふさわしくて、じっとりとした白髪混じりの髪を掻き毟りながら、なんとか反応っていう鮮やかな色が出る反応を見せてくれた。 もうその反応の名称は忘れてしまったのだけど、試験管の中に揺らめく色鮮やかな薬品の色と、そこを通過した太陽の光が汚い実験台の上をキラキラと、カラフルな海、その水面のように照らしていたことを今でも覚えている。 「どうだ、魔法みたいだろ」 理科教師はそう言った。確かに不思議で綺麗だと思うけど、魔法とまでは思わなかった。 これは科学だ。断じて魔法ではない。薬品を混ぜる前から薄々は、綺麗な色
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