あらすじ 世界最強と謳われるイスラエルの対外情報機関「モサド」。謎に包まれたその実態をスパイ小説の巨匠が明かす。ホロコーストの首謀者アイヒマンの拉致、テロ組織「黒い九月」への報復、シリアと北朝鮮が密かに設置した核施設の破壊、さらにイランの核開発を阻止するための秘密戦争……。命がけのミッションに挑むエージェントたちの姿を通して国家存亡を左右する暗闘の真実を描くベストセラー・ノンフィクション。解説/小谷賢 -- 本書より引用 読書感想 読みどころ 敵対国家に囲まれた国イスラエルを支えるも表立って称賛されることのない諜報機関「モサド」を描くノンフィクション。 超法規的にそして秘密裏に行われるモサドの活動は、一見すると架空の遠い世界の出来事に思える。 数多くの取材とインタビューよって裏付けされ詳細に語られるその内容は、現場に居合わせた者たちの息遣いを感じる生々しいものだった。 「スパイ」への好奇心