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2018年5月9日のブックマーク (3件)

  • 『暗渠の宿』 西村賢太 【あらすじ・感想】

    あらすじ 貧困に喘ぎ、暴言をまき散らし、女性のぬくもりを求め街を彷徨えば手酷く裏切られる。屈辱にまみれた小心を、酒の力で奮い立たせても、またやり場ない怒りに身を焼かれるばかり。路上に果てた大正期の小説家・藤澤清造に熱烈に傾倒し、破滅のふちで喘ぐ男の内面を、異様な迫力で描く劇薬のような私小説二篇。デビュー作「けがれなき酒のへど」を併録した野間文芸新人賞受賞作。 -- 書より引用 読書感想 読みどころ 冴えない30過ぎの男による一人称語りの私小説。 恋人を求め、風俗嬢をなんとか口説き落とそうと失敗する話(けがれなき酒のへど)、念願の彼女と同棲を始めるも些細なことで怒り狂いながら依存する狂人的な生活の話(暗渠の宿)の二篇収録。 一切己の欲望に逆らわない男には俗人と聖人が同居しており、その姿からは人間来の姿が透けてみる。 恋人を求め風俗を渡り歩く男の話〜けがれなき酒のへど 書は二篇の少作品か

    neputa
    neputa 2018/05/09
    己の欲望にいっさい逆らうことがない男の一人称、私小説。俗人と聖人が同居したような男の生き様を通し、人間本来の姿が透けて見える。共感できないが目をそらすこともできない。
  • ワカメを貰いに小浜へ - ururundoの雑記帳

    福井県小浜市矢代 無農薬有機栽培野菜を 一生懸命作っている アメリカ人のチャック。 いつも有機肥料用の材料を探している。 「小浜で屑ワカメをくれる人がいる 軽トラで一緒に行ってくれないか」 と言うチャックのお願いで小浜まで行った。 京都の同世代の軽トラ男性 夫と私の軽トラ夫婦 そして、小豆色の軽のチャック。 「又チャックが面倒な事を言ってきた」 ブツクサ文句を言いながら出かけたが 小浜湾の景色を見ると 「ああ、来てよかった」に変わる。 人の良さそうな話し好きの漁師さんは ゆうに軽トラ一台分はあるワカメを 用意してくれていた。 「船を出してあげるからワカメを採りに行こう」 と漁師さんは言う。 体験させてあげたくてたまらない様子だ。 我々四人は船に乗るのは楽しいが 体験は遠慮したいと言いたいところだ。 漁師さんの好意を感じて ワカメ狩りに海へと繰り出した。 へっぴり腰の素人達。 モーターでどん

    ワカメを貰いに小浜へ - ururundoの雑記帳
    neputa
    neputa 2018/05/09
    福井は原発が多いところですね。しかしながら大漁のワカメたちを見ると、人間たちが持ち込んだモノにもめげない自然の強さを感じます。
  • かわん(id:kawango)さんと、川上量生さんのこと - いつか電池がきれるまで

    kawango.hatenablog.com ネットのなかで「半匿名」でいたいという気持ちは僕にもわかるような気がします。 ネットのおかげで発言ができるようになった人というのは、まさに僕のことではないか、とも。 個人的に、ネットには恩を感じているし、なるべく居心地の良い場所であってほしい、と願っています。 以下の話は、かわん(id:kawango)=川上量生さん、と決めつけて書いたものです。 そういうのは、川上さんの意ではないだろうということはわかっているつもりです。 最初は、もう少し、のらりくらりとしたものを書こうと思っていたのですが、過去から川上さんの言葉をたどっていると、批判するとか賛成するとかはさておき、インターネットの時代を生きてきて、変化していく現実がみえすぎるくらいみえている経営者(川上量生)と、ルーツである「自分を救ってくれたネット」に恩義を感じ続けているひとりの男(id

    かわん(id:kawango)さんと、川上量生さんのこと - いつか電池がきれるまで
    neputa
    neputa 2018/05/09
    興味深いお話しでした。一部を切り取られた断片的な記事しか目にしていなかったので、大変参考になりました。