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2023年12月11日のブックマーク (2件)

  • 棘 - 語る、また語る

    苛められたことも苛めたこともある。 投げつけられる言葉や 自分の持ち物に手をかけられることは、 悲しく怖いものだった。 人に同じことはしないと決めたのに、 六年生のとき、友人と一緒になって 転校生のを隠した。 赤いコンバースのハイカット風のだった。 埃と蜘蛛の巣が張っている 下駄箱近くの傘立ての下。 提案する友人を止めようとも、 かといってを元通りにもしなかった。 そんなことをしたら、 自分もやられる側になるという 幼い世界に自分はいた。 次の日、転校生から問い詰められた。 お気に入りのだったのに、 埃と蜘蛛の巣がついて、 出そうとしたときに傘立てに引っかかって、 が破れて、もうはけないと。 人が合わせ持つ、優しさと恐ろしさを 既に自分が証明していた。

    棘 - 語る、また語る
    neputa
    neputa 2023/12/11
    自分を含めすべての人が優しさと残忍さ併せ持っていると読みながら改めて自分自身に言い聞かせました。言語化し公開する、まっすぐに向き合うその行為に敬意を表します。私もやらねば。
  • 赤い楓の葉っぱ - ururundoの雑記帳

    京都 醍醐 用事で京都行き。 JR山科駅で下車し 駅前の階段を降りると 地下鉄東西線の駅に着く。 そこから地下鉄で小野駅まで たったの6分。 目的地までの 山科川の遊歩道は木々が豊かで 晴天の昨日は 汗が出るほどのいい天気だった。 割り栗石の道を覆うほどの赤い楓の葉っぱ。 少し離れたところの一枚を スマホを取り出し カシャっと撮った。 赤い楓の葉っぱ。 木彫りのブローチにすれば 無地のラフな木綿のシャツに 似合うだろう あくまでも それは私の好みだけれど。

    赤い楓の葉っぱ - ururundoの雑記帳
    neputa
    neputa 2023/12/11
    胸をつかまれる写真。駆け抜けるように通り過ぎてしまった短い秋の名残りを感じます。