前回ツノがある古生物について書いてみたわけだが、それに関連して、頭部が特徴的なディプロカウルスという化石がある。 前回→さあ、おまえのツノを数えろ! - 宵闇林檎〜中身ゆるゆるブログ〜 ディプロカウルス(Diplocaulus)というのは、3億年前のペルム紀の頃に生息していた両生類の化石だとされている。 恐竜ではない。 ついでにいうと現代においてディプロカウルスの直接的な子孫は残っていない。 基本的には現生のオオサンショウウオに近いフォルムをしているが、 最大の特徴は、頭骨がブーメランのような形になっているということである。 頭骨は大型化しているが、下顎は普通のサイズだという。噛む力はあまり強くはなかったと推測されている。 また、頭だけではなく身体全体が平たく、脚も弱々しい。 そのため、一生のほとんど水中で過ごしていたであろうとされている。 それにしても、ディプロカウルスは何故このような頭