富士山救助隊、ムダ出動過去最多 携帯で手軽に「助けて」…有料と知ると自力で下山 読売新聞(ヨミドクター) 8月10日(水)11時48分配信 静岡県内の今夏の富士登山で、県警山岳遭難救助隊の出動回数が、過去最悪ペースで推移していることがわかった。 富士宮口登山道では2008年の7、8月、過去最悪の13回を数えたが、今年は8日までにすでに14回。御殿場口、須走口を管轄する御殿場署も6回と、09年などの8回を上回る勢いだ。背景には、携帯電話の普及で手軽に救助を要請できるようになったことや、登山ブームで準備不足の登山者が増えたことなどが挙げられる。 7月17日夜、東京都の男性(60)が6合目で道に迷い携帯電話から110番した。「その場にとどまるように」との県警の指示を無視して自力で下山し、翌朝発見された。捜索に出向いた御殿場、富士宮署員らは無駄足を踏まされた。 富士宮署幹部によると、救助の要