藤村官房長官は24日の記者会見で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)再稼働を巡り、橋下徹大阪市長が「政治家が安全宣言をしたのはおかしい」と批判したことについて「政治家が安全を宣言しているのではなく、専門的、技術的な観点から専門家が判断した」と反論した。 藤村氏は、橋下氏の主張を「やや短絡的だ」と指摘した。 藤村氏は24日の橋下氏との会談の中で、橋下氏から「安全性は国民の求めるレベルに達していないが、この夏の電力需給の観点で(再稼働が)必要だと主張すべきだ」との発言があったことも明らかにした。橋下氏も今夏の電力不足を深刻に受け止めているとみられる。 橋下氏らが申し入れた原発の安全性に関する8提案については、「将来的に当然考えるべきことだと、双方が多分そういう認識だ」と述べるにとどめた。
米連邦準備制度理事会(FRB)は24日、連邦公開市場委員会(FOMC)を2日間の日程で開く。米国経済は緩やかながらも回復を続けているため、市場では追加金融緩和は見送られるとの見方が有力だ。 ただ、バーナンキFRB議長はFOMC後の会見で今後の追加緩和に言及する可能性があり、27日に金融政策決定会合を開く日銀には、緩和要請がますます強まりそうだ。 しかし、緩和を織り込み済みの市場の関心はすでに、どの程度の規模や内容になるかに移っている。市場の期待が裏切られれば円高・株安が進みかねず、日銀は苦慮しそうだ。 日銀が検討しているのは、国債などの資産を買い入れる基金の増額。現状の65兆円規模から5兆〜10兆円ほど上積みする案が中心になるとみられる。このほかにも、基金で購入する国債の満期までの残存期間を、現状の「2年以下」から「3年以下」に広げる案が浮上。より長い期間の金利に働きかけ、低下を促す
生命保険大手4社の2012年度資産運用計画が24日、出そろった。全社が償還期間10年超の超長期債を中心に国内債券を積み増す計画で、高めの金利で長い期間運用し、安定収益を確保する姿勢が浮き彫りになった。一方、外国株の保有については、住友生命保険を除く3社が経済成長が続く新興国を中心に増加を見込んでおり、相場をにらみながら弾力的な運用をする方針だ。 最大手の日本生命保険は今年度に1兆5000億円の投資を見込む。このうち7割強を国債に振り向ける方針。11年度に国債を2兆3500億円積み増した明治安田生命保険は5000億円程度の増加を見込み、資産全体の中での配分を増やす。住友生命と第一生命保険も国債の積み増しを継続する。 日本証券業協会によると、11年度の生保・損保会社の超長期債買越額は前年度比3.4%増の10兆5911億円と過去最高を記録した。保険会社の財務健全性を示すソルベンシー・マージン
バルミューダ(東京都小平市)は、自然のそよ風の心地よさを目指した省エネタイプの扇風機「GreenFan(グリーンファン)2」の新色「GreenFan2ホワイト&グレー」の販売を開始した。 同商品は、独自開発技術「グリーンファンテクノロジー」により、ずっと体に当たっても心地よい風を体感できるうえ、専用に開発したDCブラシレス・デジタルモーターを搭載し、最弱運転時の消費電力が従来型扇風機の約10分の1と省エネ化を実現した。 また、人にやっと聞こえる音量が20デシベル程度とされるところ、同商品の最弱運転時の動作音は13デシベルと、静音性が高い。 風量を4段階で調整でき、電源のオン・オフや風量切り替え、首振りのオン・オフなど5つの操作を行えるリモコンも付属している。 従来型扇風機とは異なり、立ったままでも操作しやすいように本体上部にボタンを配置したほか、取っ手を簡素化するなど機能性とデザイ
政府は24日、消費税増税に伴い下請け・孫請け企業が増税分を販売価格に転嫁できない問題に対処する検討本部の初会合を開いた。企業が取引先から不当な値引きを強いられて経営難に陥ることを防ぐ狙いで、公正取引委員会による監視強化などの対策を検討する。 本部長には岡田克也副総理が就き、経済産業省や財務省、総務省などの関係閣僚や、公取委の竹島一彦委員長らが加わった。岡田副総理は会合で「消費税制度に対する信頼を確保するため政府一丸となって取り組まなければならない」と強調。関係団体のヒアリングや過去の対策事例の検証などを行い、5月に中間報告を策定する。 公取委は1989年の消費税導入時に業界団体で価格転嫁の方法を話し合うカルテルを独占禁止法の例外に認める時限措置を実施。97年の税率引き上げ時には不当行為を防ぐ指針の策定や特別調査を行っている。 ただ、デフレや円高、新興国企業との競争激化を背景に、下請け
目指せ、ボール支配率10割―。川崎の風間八宏新監督(50)が24日、川崎市内のチーム練習で初指揮を執った。練習前に選手に表明した哲学は「ボールは失うモノではない」。徹底したポゼッション(ボール支配率)意識をチームに植えつけた。 練習後の会見でも、それは同じ。「ボールを取られずにサッカーをする。それを目的にやっていきたい」と明言。さらに、「攻めていれば横パスもバックパスもいらない」と超攻撃的な姿勢を浮き上がらせた。 この日の練習は2種類のボール回しにシュート練習、ミニゲーム。メニュー自体に特別なモノはないが、その指示、ルールはやはり独特。「ボールをどこで止め、どこに置くかを意識しろ」と基礎に始まり、「攻撃の時は仲間じゃなくて、敵を見ろ」「背中を取れ(相手の死角に入る)」。風間語録の数々が飛んだ。守備の指示はなく、「面白かったです。ボール取られへんから、守備も必要ないって感じですかね」とM
原子力発電所の耐震安全性を評価する経済産業省原子力安全・保安院の意見聴取会は24日、日本原子力発電敦賀発電所(福井県敦賀市)の原子炉建屋直下を走る断層を現地視察し、「活断層の可能性がある」との見解を示した。 活断層の上には原発は建てられないとする国の基準に反する恐れがある。今後、原電は、この断層の活動性がないことを示さなければならず、原発の再稼働のハードルは極めて高くなった。 意見聴取会が問題視したのは、地震によって岩石がもろくなった「破砕帯」に含まれる断層。1、2号機の原子炉建屋直下を含む敷地内に破砕帯が約160本走る。1965年の1号機の設置許可申請時に把握していたが、原電はこれまで地質調査などから、破砕帯には考慮すべき地震活動の痕跡はないとしてきた。 しかし、東日本大震災以降、地盤にかかる力が変化し、従来と異なる仕組みの地震が起こりやすくなり、断層評価の見直しが必要になった。同
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