■ぼくたちのせんばやし米 子供たちに稲作体験を通して食の大切さを知ってもらおうと、大阪市旭区の複合商業施設「千林くらしエール館」は26日、地域の人たちと一緒に作ったオリジナル米「せんばやし米」を発売する。 米作りを企画したのは、同館テナント会会長の田中靖章さん(54)。同館のオリジナル商品を作ろうと考えた田中さんは今春、「米作りなら地域住民との絆を強められるし、子供たちの食農教育にも役立つ」とテナント会に相談。JA岡山東(岡山市)から岡山市内に田んぼを借りるなどの協力も得られたことから「せんばやし米」と名付けた米作りプロジェクトをスタートさせた。 5月に地元の子供たちを対象に「田植え体験」の参加を呼びかけると、親子20組の枠に80組が応募する人気ぶり。6月の田植えの後に「稲刈りもやりたい」と全員から声があがり、今月9日に約4千平方メートルの水田からキヌムスメの新米約6千キロを収穫した