毎日新聞論説委員の福本容子氏が22日、笛吹市スコレーセンターで「どうする日本経済!〜震災、円高を乗り越えて〜」と題して講演した。主催は県毎日会。 福本氏は経済部記者や欧州特派員を歴任し、現在は社説やコラム「発信箱」執筆の他、情報番組「ひるおび!」(UTY)のコメンテーターも務めている。 講演で福本氏は、ユーロ危機の欧州や米国と比べ、日本経済は「震災復興のための公共投資もあり、今後1〜2年は心配ない」と述べた。円高でも、日本企業による海外企業の買収が進むなど利点は多いという。 一方、日本国債の信用に疑問符がつき、金利上昇や円安に振れる方が危険といい「国債の大半を国内で保有しているため、過去の貯蓄や保険が支払われないなど悲惨なことになる」と指摘。増税による財政再建や、出産後の女性の就労を促すなど少子化対策の必要性を強調。さらに「中国や韓国の人々のハングリーさが目立つ。成長戦略やものづくり