愛媛特産の高級ミカン「紅まどんな」の出荷が22日、松山市福角町のJAえひめ中央堀江選果場で始まった。作業は12月下旬まで続き、主に歳暮などの贈答用として東京や大阪、地元市場へ出荷される。 コンベヤーで移動する紅まどんなを、手作業で色や傷の有無などで「秀品」「優品」「良品」に仕分け。更に機械で糖度やサイズに従って分けられ、選果場の職員が丁寧に箱詰めしていった。 紅まどんなは、皮が薄く、ゼリーのようにとろける食感が特徴。今年は日照不足が心配されたが、糖度や酸抜けもまずまずの出来という。松山市などで産地化が進んでおり、JAえひめ中央は今年の出荷量を前年比180トン増の458トンと予想している。【中村敦茂】 11月23日朝刊 【関連記事】 第245回 「夏ミカンとわかめのゴマ酢あえ」 東日本大震災:ミカンで元気に 宇和島・成妙小児童ら収穫、被災地へ近く発送 /愛媛 農業高校収穫祭:愛