新年連載「つなごう地域」で取材した熊本市の黒髪4町内自主防災クラブ。記事では特に触れなかったが、印象に残ったのが防災と一見無関係なサークル活動だった。グラウンドゴルフ、カラオケ、絵手紙……。もっと増やすつもりだという。 4、5人の小規模なものもある。もっと大勢の方が楽しいだろうに「なぜ地元でそれほどのサークルを?」と驚いていると「好きなことには、どんな遠くからも足を運ぶでしょ」。同じ地域に住んでいても普段使う道路など生活圏が違えば顔を合わせない。クラブ員がそれぞれの趣味を生かし、会う人や機会を増やす仕掛けだった。 「自主防災」では来ない人もサークルなら訪れる。緩やかな関係でも数を増やすことで、地域内の情報収集や伝達につなげていた。 自主防災組織という形にはこだわらない。「強制せず無理をせず」という姿勢は、随所で感じた。学生が多くて地域全員が参加できなくても、退職後の60〜70代以上が
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