TPP:交渉参加表明 北経連、条件付き歓迎 農家は「壊滅的打撃」危惧 /石川 毎日新聞 11月13日(日)15時45分配信 国論を二分する中、野田佳彦首相が交渉参加を正式に表明した環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に対し、北陸の経済団体は条件付きで歓迎の姿勢を示した。一方、県内の農家からは「日本の農業が壊滅的打撃を受ける」と危惧する声が出ている。 北陸経済連合会の永原功会長(北陸電力会長)は「交渉に参加し(協定の)ルール形成に加わることが重要で高く評価する」とするコメントを発表した。ただし、関税撤廃による農業への影響については危惧を示し、「農業関係者への支援策を講じることや、食の安全保障という観点から米については関税撤廃の例外化を求めるべきだ」と配慮を要望した。 小松市内の広さ約12ヘクタールの農地で米や麦を栽培する出渕敏夫さん(64)は「農業の現場を分からんもんが『農業の再生』な