26日に開かれた政府の整備新幹線問題検討会議で、北陸新幹線の金沢−敦賀間など3区間を早ければ年度内に同時着工する方針が決まり、県内の関係者からは「40年来の悲願」などと祝福の声があがった。 谷本正憲知事は、県庁で報道陣の取材に応じ、「長年の懸案がいよいよ実現に至り、大変うれしい。関係者のみなさんにお礼を申し上げたい」と述べた。県内では既に同新幹線の14年度末の金沢開業が決定しており、「県内の全区間がつながることで、首都圏客が小松や加賀などの南加賀地域に直接行くことができ、温泉地の活性化が期待できる」と延伸を歓迎した。 また、谷本知事は「(関西圏への延伸は)関西経済の浮上にもつながるはず。関西の人たちにも、向こうから迎えに来るつもりで取り組んでもらいたい」と、関西の自治体・経済界の積極的な姿勢に期待を寄せた。 同日、和田慎司・小松市長はコメントを発表。設置予定の「小松駅」について、「南