銭五双六:「北前船」で日本一周 豪商“銭五”の気分を満喫 小中学生ら楽しむ−−金沢 /石川 毎日新聞 1月23日(月)13時15分配信 加賀の豪商・銭屋五兵衛にちなんだすごろく「銭五双六(すごろく)」を楽しむイベントが22日、金沢市寺中町の金沢海みらい図書館であった。小、中学生が日本地図を記した盤上で、「北前船」に見立てた手駒をくじで出た数だけ進める趣向。「金銭や積み荷の増減」で浮き沈みする度に一喜一憂した。【宮本翔平】 銭屋五兵衛は1773年に現在の金沢市金石地区の宮腰(みやのこし)で、両替商の家に生まれた。39歳で船を手に入れると、回船業で成功を収めて、日本有数の豪商になった。宮腰は漁業や北前船の寄港地として栄えていた。 「銭五双六」は、03年に金石町公民館が地域の子供たちに金石を知ってもらおうと作った。ほとんどが公民館役員の手作りで、水道のパイプや木材で8畳ほどある机状のものをこ