22日午後8時半ごろ、大阪市西淀川区歌島2のマンションから、「包丁で誤って(手を)切った」と119番通報があった。救急隊員の知らせで大阪府警西淀川署員が駆け付けたところ、マンションの一室に住む小学4年の男児(9)が、刃物で右手の中指を半分以上切られており、全治2カ月の重傷を負った。父親でアルバイトの安藤義昌容疑者(45)が「父親の怖さを示すためにやった」と供述したため、同署は23日、傷害容疑で逮捕した。 西淀川署の調べによると、男児は9人きょうだいの六男。安藤容疑者は酒を飲んで帰宅し、けんかしていた子供たちに激怒して「俺は切れたら何をするか分からん」と脅し、男児の手をテーブルに押しつけて包丁を振り下ろした。妻が119番通報したという。同署は2011年にも、別の子供を殴ったとして安藤容疑者を児童相談所に通告していた。