◇活気が魅力「ふくおか」 お正月といえば、やっぱり映画! えっ、昔の話ですって? いやいや、そんなことはございません。今年も大作が目白押しです。その中には福岡県内で撮影された作品も少なくありません。福岡はこれまでも数々の名作が生まれた、いわば“九州のハリウッド”。決意を改める新年、フィルムを通して故郷を見つめ直し、明日を生きるヒントにしませんか。まずは、「海猿」(04年)「おっぱいバレー」(09年)に続き、北九州市をロケ地に選んだ「ワイルド7」(公開中)の羽住(はすみ)英一郎監督(44)に北九州市、さらには福岡の魅力を語ってもらいました。 ◇北九州なら可能かも… 類のない“完結都市” 「不可能に思えるような撮影シーンでも、『北九州市なら撮れるかも』と必ず思っちゃうんです」。羽住英一郎監督は北九州の“うまさ”をそう表現する。 「海猿」のロケ以来、羽住監督が北九州で撮影した映画は実に6