「似顔絵捜査官」制度を新設した福島県警は10日、福島市の県警察学校で初めての技能検定を実施した。初代の捜査官を目指し、筆記を通過した66人の警察官らが実技に挑んだ。 受検者は「容疑者の眉と目の間は狭いですか」「口はへの字形でしたか」などと質問しながら、80分間で似顔絵を作成。続いて、別の人の特徴が書かれた「問診票」を基に50分間で絵を描いた。 どれだけ似ているかはもちろん、目撃者から顔の特徴を聞き出す「質問力」も採点対象。基準を上回った成績の受検者は21日、似顔絵捜査官に任命される。 似顔絵捜査官制度は県警全体で似顔絵のレベルを向上させ、事件の早期解決に結び付けようと導入された。検定試験は全国でも珍しいという。
福島県内有数の総合病院を運営する財団法人大原総合病院(福島市、有我由紀夫理事長)が過剰債務で行き詰まり、企業再生支援機構の支援を受けることが10日、明らかになった。メーンバンクの東邦銀行(福島市)が債権約73億円のうち60億円を放棄するほか、新規融資に対して機構が保証する。機構や東邦銀は今後、経営陣を送り込み、立て直しを図る。医療業務に当面、変更はないという。 機構によると、1990年に透析などを実施する大原医療センター(福島市鎌田)を開設したことが経営悪化の要因になった。病床の充足率も低下して利益が落ち込み、2008〜09年には一時、資金繰りが困難になった。その後、収益は改善したが、福島県庁の近くにある本院の老朽化などが課題になっていた。 10年3月期決算では、医業収入が85億9900万円、利益が1500万円だが、有利子負債は75億8500万円に上り、41億1900万円の債務超過だっ
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