[15日 ロイター] - 中国電子商取引大手、アリババ・グループ・ホールディング[IPO-BABA.N]は、新規株式公開(IPO)の規模を拡大する見通しだ。需要が堅調なためで、1米国預託株式(ADS)当たり60━66ドルとしている仮条件も引き上げる公算が大きいという。関係筋が15日、明らかにした。 関係筋は「(IPOの)ローンチ以来、圧倒的な需要を集めている」とし、「価格レンジの引き上げも当初から選択肢として検討されていた」と述べた。 アリババは同日、大手ミューチュアルファンドや機関投資家と新たな価格レンジをめぐり協議後、修正の目論見書を当局に提出すると見込まれている。 ブルームバーグはこれに先立ち、アリババが価格レンジの上限を70ドル超に引き上げる見通しと報じている。