四国電力の「でんき予報」が1月24日、今冬初めて、電力の需給状況について、「やや厳しい」との見通しになった▼最近の寒波襲来が、需要を高めたことは間違いないだろう。指標としては、この上に「厳しい」「非常に厳しい」と2段階の表示があるものの、寒さが緩む気配はなく、油断はできない▼多くの役所や企業が節電に取り組んでおり、肌寒いオフィスや、薄暗い廊下は既に見慣れた光景となった。不便は感じる。しかし、安定的に供給されるのが当然と思っていた電力が、実はそうではなかったと認識させる契機になったことは間違いないと思う。最近は電気のスイッチを切ったか、気になってしようがない。【浜名晋一】 2月1日朝刊