６００メートルの石垣確認 東かがわ市史跡「引田城跡」 （産経新聞） - Yahoo!ニュース香川県東かがわ市引田の市史跡「引田城跡」で、豊臣秀吉の家臣だった生駒親正が１５８７（天正１５）年に築城した当時の石垣約６００メートルが見つかり、一部は高さ６メートルの高石垣が組まれるなど高度な技術が用いられていたことがわかった。調査委員長の千田嘉博奈良大教授は「近世初頭の石垣が良好な状態で見つかったのは極めて珍しい」としている。 ◆高度な技術用いる 引田城跡は標高８２メートルの城山の山頂に位置し、平成１６年から測量調査を開始。瓦が大量に出土したことや大正時代に発表された引田城の絵図などから、国の史跡指定に向けて２２年度に学識経験者らによる調査委を設け、３０ヘクタールを対象に調査をしていた。 調査結果によると、石垣は約２ヘクタールの範囲で確認。最も大きな石を使う大手門の遺構では、両側に計１００メートルにおよぶ石垣が見つかり、一部で高さ６メートルの高石垣が組まれていた。 また、これまで
