今季限りで引退する木塚が八回に登板した。新井に中越え二塁打を浴びたが、スタンドからは「木塚」コールが鳴り響き、大歓声に包まれながら11年間の現役生活に幕を下ろした。 2死二塁の窮地。打者はこれまで何度もしのぎを削ってきた主砲新井。中継ぎの要としてフル回転してきた木塚の最後にふさわしい場面だった。 初球は直球でストライクを取り、2球目も直球で押した。「向こうも2位争いをしていて必死だろうから」と、試合前に阪神に真剣勝負を申し込んだという。 結局、フェンス直撃の痛烈な打球を打たれたが、「スカッとした打球だった。ああいう場面で投げさせてもらって感謝」。マウンド上で目を潤ませ、野手と握手してから駆け下りた。 試合後の引退セレモニーでチームメートから胴上げされ、両手を広げて13度、宙に舞った木塚は「仲間に恵まれて、本当にいい野球ができた。どんなときも鳥肌が立つような声援をくれたファンにも感謝
公開された冒頭15分は、足を使わず手でボールを受け渡す10対10。ウオームアップを兼ねた軽い練習だが、主力、控え組とも9月の2戦と同じ4―5―1の形に並んでいた。ザッケローニ監督の初陣は、どうやらこの慣れ親しんだフォーメーションで臨むようだ。 主力と見られるビブス着用組には、ボランチに初招集の本田拓、左サイドバックにセンターバックが本職の槙野が配された。逆に先のW杯で主力を務めた本田圭、松井、長友らは控え組に。 「まだ先発は固まっていない」と話すザッケローニ監督が当日までにメンバーを入れ替える可能性は十分あるが、韓国戦を含めた2戦の主目的を「近くから見て選手をよく知ること」とも語っている。年内2戦は多くの選手に出場機会を与え、代表監督として初めてピッチレベルに立つ指揮官が直接、見極める場となりそうだ。 ただし、選手の方は難しい状況にさらされる可能性もある。「ポジショニング一つとっても
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く