登山家の野口健氏らは7日、環境省内で記者会見し、沖縄県・尖閣諸島の魚釣島に生息するセンカクモグラなどの固有種を保護するため、有志で「センカクモグラを守る会」を設立したと発表した。会では同島への上陸調査と、生態系保全の観点から野生化したヤギの駆除を実施するよう訴えている。 会の発起人は野口氏ら3人。今月名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)でもこの問題を訴える予定。内閣官房に上陸調査の許可を要請することも検討中という。 【関連記事】 【特集】中国海軍〜その秘められた実力〜 【特集】尖閣諸島 緊張の海 空母建造で「積極防御」へ突き進む中国 対中環境協力の検討組織が発足=関係改善に貢献も 検事総長らの喚問に慎重=「検察官独立に悪影響」