末端価格約17億9千万円分の覚醒(かくせい)剤を日本に密輸したとして、千葉地検は12日、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪で、ナイジェリア国籍の工員、オビジアク・クリストファ・ンリアム容疑者(40)=千葉県流山市=を起訴した。 起訴状によると、ンリアム被告は10月、共犯者と共謀し、ポリ袋に小分けした上で399個の団子の中に隠した覚醒剤計約19・9キロを、アフリカのベナン共和国から日本国内に密輸したなどとしている。 荷物のあて先は日本国内のンリアム被告の住所になっており、税関には内容をイモの一種である「CASSAVER(キャッサバ)」と偽って申告していたという。 【関連記事】 焼酎に覚醒剤で死亡…飲ませた元組員に懲役5年 覚せい剤使用の疑いで田代まさし容疑者を追送検 「逃亡疲れ覚醒剤」ヤミ金融の幹部再逮捕 八尾3人心中事件 ナイジェリア人に求婚され覚醒剤密輸 71歳女を