【おもしろ競馬学】暑さとともに調子グングン （産経新聞） - Yahoo!ニュース４０度突破−。 １０日（日）の京都競馬場はべらぼうな暑さだった。本馬場に入場した馬たちは、すぐさま日陰に入っていたが、それでも腹の下からポタポタと汗がしたたり落ちていた。 サラブレッドはもともと、北海道よりずっと緯度が北のイギリスに源を持つ生き物だから、暑さには弱い。よく、冬の１月とか２月の競馬新聞に、「夏負けが尾をひいて、ここまで出走態勢が整わなかった」という厩舎（きゅうしゃ）のコメントを目にするが、それくらい、ひどく長い夏負けにかかる馬も少なくないのである。 しかし、数ある馬のなかには、ほかの馬が暑さにへばっているのに、「いやあ、汗かくと気持ちいいなあ」という感じで、快活にパドックを歩き、返し馬でも軽やかに四肢を繰り出す馬がいる。 この１０日の京都競馬場で、メーンレースとして行われたプロキオンＳ（ＧＩＩＩ）を、人気薄で勝ったシルクフォーチュンも、そういうタイプの馬である。パドッ
