デリー警察は16日夜、同日朝に集会禁止命令違反で逮捕され、デリー市内の拘置所に拘置中だった社会活動家アンナ・ハザレ氏の釈放を決めた。ハザレ氏は、汚職防止法案の見直しを求める断食の実施が無条件で認められることを要求し、出所を拒否している。 ハザレ氏は16日に現在国会に提出されている汚職防止法案(ロクパル法案)の見直しを求める断食をデリー市内で行う予定だったが、デリー警察はこれを許可せず、会場とその周辺に集会禁止命令を出していた。ハザレ氏がなおも断食を強行すると主張したため、デリー警察は16日朝、ハザレ氏を逮捕、7日間の拘置予定でデリー市内の拘置所に移送した。 ハザレ氏の逮捕に対し、インド各地で大規模な抗議行動が行われた。ニューデリーでは、ハザレ氏が拘置されている拘置所、断食の予定会場だった公園、スタジアムなど各所に人々が集まり、ハザレ氏の釈放を求めた。デリー警察によると、これらの抗議行動