[ハーグ 17日 ロイター] オランダのデヤーヘル財務相は17日、前日の仏独首脳会談で提案された欧州の金融取引税について、反対する考えを示した。 財務相は提案について議会で質問され「強く反対している。そのような(金融取引)税は世界的に実施されない限り、域外へと課税逃れの動きが出て、ゆがみが生じるとオランダ政府は常に主張している」と述べた。 また経済・通貨統合を形成する上で政治的統一は必要なく、財政規律を監視することが必要だと述べた。 デヤーヘル財務相は「経済・通貨統合の形成を続けていく上で政治的統一は必必要ないとの見解をわれわれは堅持している」と主張。その上で「ユーロ創設者がマーストリヒト条約や成長・安定協定で的確に指摘しているように、失敗した場合には、規則の管理に問題がある」とした。 【関連記事】 ユーロ圏金融・債券市場・終盤=独連邦債が上昇、入札受け短期債の動き鈍る インタ