長期にわたる支出超過を理由に、日大は練馬光が丘病院(東京都練馬区)の運営から来年3月に撤退する。このため練馬区では、日大に代わる運営法人の募集を8月1日に始め、申込期限の18日までに4団体から応募があった。後継法人は、医療関係者や有識者などによる選定委員会が応募団体を審査し、9月末に正式決定する見通しだ。 同病院は、許可病床342床、18の診療科を持つ地域の中核病院。経営破たんした練馬区医師会立の病院を引き継ぎ、土地と建物を区から借りる形で日大が1991年に診療を開始した。しかし、同病院では開設以来赤字が続き、日大は来年3月末での撤退を表明している。 後継法人は▽自治体や日赤など公的医療機関の開設者▽医学部がある大学を運営する学校法人▽社会福祉法人▽公益法人▽医療法人―などの団体が対象で、一般病床200床以上の病院を過去5年間にわたり安定的に運営していることや、運営病院が2次救急か3次
厚生労働省は8月18日、自然災害で被害を受けた医療機関の復旧を支援する「医療施設等災害復旧費補助金」について、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県にある各1施設の査定を行い、交付額を内示したことを公表した。交付額の合計は1億282万円。 3施設はいずれも公的病院で、交付額は岩手792万8000円、宮城6349万9000円、福島3139万3000円。公表された金額は、医療機関が提出した補助金の申請書を厚労省と財務省が査定し、適正な金額として内示したもので、今回内示を受けた医療機関は、申請書を修正して9月16日までに再提出する。 厚労省によると、6月30日時点で、青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、新潟、長野の9県にある病院・診療所から347件の申請があり、申請数はその後も増えているという。交付が決定した申請に関しては今後も随時公表する。 医療施設等災害復旧費補助金は、公的
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