東日本大震災で延期された仙台市議選は19日告示(28日投票)され、9日間の選挙戦に突入する。お盆明け直後の選挙戦とあって、各陣営は直前まで準備に追われている。震災からの復興対策が焦点となる重要な選挙ながら、盛り上がりはいまひとつ。立候補予定者らは、有権者の関心の行方に気をもんでいる。 青葉区の中堅議員の事務所では18日朝、スタッフが告示に向けた準備と激励に訪れる支援者への応対に汗をかいていた。 この陣営は震災の影響で、前回(2007年)の半分程度しかスタッフを集められなかった。事務所はお盆の間も半日閉めただけだったという。 選対幹部は「告示までに選挙はがきの宛名書きを、終わらせなければならない。今日は徹夜覚悟だ」と気合を入れた。 同じ青葉区から立候補を予定するベテラン議員は商店街に事務所を設け、通りに面した入り口周辺に看板を設置。紙を張って文字を覆うなど入念に下準備を整え、19日の