「西武0‐3ソフトバンク」(1日、西武ド) 万感の思いでグラウンドを見つめた。自身“初優勝”を間近にした九回、途中交代しベンチに座っているソフトバンク・内川の目が光った。1年間、チームの勝利のために戦った思いが涙に変わった。 【写真特集】内川、悲願の美酒濡れ!ソフトB歓喜のビールかけ 横浜から「優勝」の2文字を求め、FA権を行使し、ソフトバンクに移籍した。「覚悟して来た。そういうシーズンだったので、いろんな思いがこみ上げてきた」。マウンド付近では胴上げもされた。「びっくりした。仲間として認められたのかな」と新天地で受け入れてくれたナインに感謝した。 開幕直後からノンストップで打ちまくった。交流戦ではMVPを獲得。殊勲安打(先制打、同点打、逆転勝ち越し打、サヨナラ打)は133試合でチームトップの24本。勝負強さでけん引した。 主力選手にもかかわらず“いじられ役”だ。シーズン中盤、西