悲しみ深く 犠牲者の冥福祈る 陸前高田で合同慰霊祭 （河北新報） - Yahoo!ニュース東日本大震災で岩手県内最大の犠牲者を出した岩手県陸前高田市で２２日、合同慰霊祭が開かれた。１００人以上の死者を出した県内６市町の中で最後の慰霊祭で、会場の高田小には遺族ら約１５００人が参列。犠牲者の冥福を祈った。 式の冒頭、参列者全員が黙とう。戸羽太市長による式辞に続き、遺族代表の村上孝嘉さん（６４）が「避難誘導に当たった警察官や消防団員ら多くの人が犠牲になった。不明の人も多く、家族の元に戻られるよう願っている」などと述べた。追悼の言葉を聞き、ハンカチで涙を拭う参列者の姿も見られた。 消防団の活動中、津波の犠牲になった長男（４８）の遺影を持って参列した主婦佐藤テル子さん（７３）は「震災当時が思い出され、非常に悲しい」と話した。陸前高田市では２１日現在、震災で１５５４人が死亡、３０６人が行方不明となっている。
