過去5年間における県内人口の増加率は2・9%で、戦後最低水準だったことが16日、県が公表した2010年国勢調査の確定値で明らかになった。全人口に占める15歳未満の割合は13・2%で過去最低だった一方、65歳以上の割合は20・2%で過去最高となり、少子高齢化の傾向が顕著に表れた結果となった。 県内の人口増加率は、前回比0・7ポイント減少したものの、東京都(4・6%)に次いで全国2位を維持。1965年(約30%)をピークに減少傾向が続いており、1995年以降は3%台で推移していたが、戦後初めて3%を割り込んだ。 神奈川の水準を都道府県別でみると、15歳未満の割合は東京都(68・2%)に次いで高く、65歳以上の割合は沖縄県(17・4%)に次いで低い状況。65歳以上の高齢者と暮らす世帯が一般世帯に占める割合(31・6%)は、前回から1位順位を落とし全国で3番目に低いレベルだった。 未婚率は、