わらいたい:1年前のあの人たちは今/1 こんな時こそ、踊りで元気に(その1) /福島 毎日新聞 1月1日(日)12時2分配信 笑顔の絶えない1年になってほしい−−。そんな願いを込めて昨年の新年企画「笑い広がるみんな幸せ」では、笑いを届ける人々を紹介した。その約2カ月後、東日本大震災と福島第1原発事故が発生した。地震や津波で肉親をなくした人。原発事故で避難を強いられ、古里に戻れない人。風評被害を受け、生活が一変した人……。震災と原発事故を経て、正月紙面を笑顔で飾った人々は、いまどこでどうしているのか。その後を知りたいと思い、全員を探した。すぐに電話がつながった人もいれば、避難先を調べ、本人からの連絡をじっと待たなければならない人もいた。厳しい現実と向き合いながらも、「こんな時だからこそ笑いたい」「笑いで人を元気づけたい」。震災後もそんな思いで、笑いを届ける人たちを紹介する。【長田舞子】 ◇