あのころの自分に会いに来て―。古いもので約30年前を含む中学生の自画像などを展示する展覧会が来年1月18日から藤沢市のギャラリーで始まる。同市の市立中学校で美術を教えていた教諭2人が、資料作りのため保管し、卒業時に生徒に返せずにいた作品が中心。「思春期の複雑な感情が込められたものも多く価値がある。ぜひ見に来てもらいたい」と話している。 企画したのは、元美術教諭の三嶋真人さん(62)と唐木信允さん(75)。湘洋、大庭、明治、湘南台、第一、善行の計6中学校で教壇に立ってきた。 教師になった1970年代から三嶋さんは、生徒の作品を保管してきた。三嶋さん、唐木さんをはじめ、有志の美術教諭らが参加した独自の美術の教科書を作る活動で、資料として子どもから了承を得て、絵を集めていた。一部は卒業時に生徒たちに返した作品もあったが、下校時に捨てられてしまうものも多く、「ちょっと時期を置いた方が、子どもた
【全日本実業団対抗駅伝 5区=15.8キロ】4区に次ぐ距離の長さで、約60メートルの標高差を上る区間。 日清食品グループの新人選手・高瀬が7キロ付近からコニカミノルタ・山田を突き放し、大きくリードを広げて6区の座間へ。2位のコニカミノルタに31秒差をつけた。 3位の旭化成は1分53秒差。2連覇がかかるトヨタ自動車は2分50秒と、先頭との差が大きく開いた。さらに安川電機、九電工、トヨタ自動車九州、中国電力と続いた。 区間賞は日清食品グループの高瀬無量と、トヨタ自動車九州の今井正人が、46分16秒の同タイムで獲得した。(記録は速報値) 【関連記事】 ニューイヤー駅伝:最長4区、コニカミノルタ首位守る ニューイヤー駅伝:3区でコニカミノルタ首位浮上 ニューイヤー駅伝:2区も日清食品 九電工が2位浮上 ニューイヤー駅伝:混戦の1区、日清食品が制す ニューイヤー駅伝:群馬県庁スター
ロンドンへ・埼玉から:/1 陸上女子百メートル 高みへより速く 勝負師と成長株(その2止) /埼玉 毎日新聞 1月1日(日)12時45分配信 ◇彩の国プラチナキッズ メダリスト素材を発掘−−県小学生育成事業 未来のメダリストを送り出すための取り組みも始動している。 県教委と県体育協会は、運動能力に優れた小学生を発掘して組織的に育成するプロジェクト「彩の国プラチナキッズ」を今年度に始めた。県体協の鈴木征(すすむ)選手強化対策副委員長(66)は「トップレベルの一貫した指導で、県民に夢と感動を与える選手が一人でも多く現れてほしい」と願う。 県内の小学4〜6年生1851人から応募があり、書類選考と実技試験で選ばれたのは92人。倍率は20倍を超えた。 11年11月に熊谷市であった開講式では、土井杏南選手が講師を務めた。3月までに、トップ選手による走跳投の講座や国立スポーツ科学センター(東京)
ロンドンへ・埼玉から:/1 陸上女子百メートル 高みへより速く 勝負師と成長株(その1) /埼玉 毎日新聞 1月1日(日)12時45分配信 Citius,Altius,Fortius(より速く、より高く、より強く) 近代オリンピックの創始者クーベルタンは、こんなラテン語を五輪の標語に掲げた。自身の限界に挑み、困難を克服し、ライバルに打ち勝つ。英国はロンドンで7月27日に開幕する夏の祭典とその先に、さらなる高みを望む埼玉の選手たちを見つめる。【大谷津統一、田口雅士】 ◇対照的な2人 広々とした陸上トラックに、対照的な2人がいた。 高橋萌木子(ももこ)選手(23)=富士通。女子百メートルで日本歴代2位の記録11秒32をもつ。無駄のない腕の振りに加速され、170センチの長身が力強く走り抜けていく。勝負師の目だ。 土井杏南(あんな)選手(16)=埼玉栄高1年。百メートルの自己ベストは11
◇熱気球で景色共有−−広域桐生福島県人会 「熱気球に一緒に乗ろう」。桐生市内で昨年12月18日、県内に避難する被災者と地元住民を乗せた熱気球(6人乗り)が空を飛んだ。福島県出身者で作る「広域桐生福島県人会」(上野文雄会長)が「同じ景色を共有し、助け合って生きるきっかけに」と企画した。 熱気球は同市相生町3の「ユーユー広場」から数十回、計約300人を乗せ約30メートルの上空へ。初冬ならではの澄んだ空気に、赤城山の山容などがパノラマ展開し、子どもたちの歓声が大空に響いた。福島県南相馬市から桐生市内に避難している佐藤真弓さん(27)は子ども2人と参加し「慣れない土地ですが、地元の人と熱気球イベントに参加し、一つになれた気がする」と笑顔で話した。 ◇片品の人にお礼の箸袋 物産店などで販売、全額寄付−−福島から避難、川村さんと石橋さん 福島県南相馬市から片品村に逃れてきた川村雪絵さん(36)
午後3時54分。前橋市の群馬大医学部付属病院で、2866グラムの女の子が産声を上げた。東日本大震災から3カ月余り経過した昨年6月22日。「無事に生まれてきてくれて、ありがとう」。母の石橋初美さん(34)のほおを涙が伝った。 石橋さんは東京電力福島第1原発の北約4キロの福島県双葉町で暮らし、避難を余儀なくされた被災者の一人だ。夫、孝さん(35)は原発作業員。夫婦は長女に「咲希(さき)」と名付けた。「未来に希望が咲くように」との願いを込めて。 □ 昨年3月11日。妊娠6カ月の初美さんは、愛犬のミニチュアダックスフント「ディック」の散歩中、震度6強の揺れに襲われた。道路は地割れし、近くの神社の鳥居は倒れた。ディックは震えて動かない。「この子を守らないと……」。初美さんはおなかをかばうように、その場に座り込むことしかできなかった。揺れの後、長い避難生活が始まった。 3月15日まで、福島県内
【北京・米村耕一】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」(電子版)など3紙は新年の共同社説で、昨年12月に死去した金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓に従い、「今年を強盛復興の全盛期が広がる勝利の年として輝かせよう」と主張した。また「(後継者の)金正恩(キム・ジョンウン)同志は、すなわち金正日同志だ」と指摘して、路線の継承を強調した。朝鮮中央通信が1日伝えた。 共同社説は北朝鮮指導部のいわば施政方針を示すもの。94年に死去した金日成(キム・イルソン)主席は「新年の辞」を朗読する形を取っていた。金総書記が政権を引き継いだ95年以降は共同社説の形式となり、正恩氏もそれを踏襲した格好だ。 社説は「強盛国家建設の主力を注ぐべき戦線」として軽工業や農業を挙げ、食料や電力不足の問題を優先的に解決することを訴えた。南北関係については、北朝鮮が昨年、対話・協議を呼びかけたにもかかわらず、韓国側が「同族
東日本大震災後、東京電力福島第1原発周辺から全国に避難者が散った。福島県外へ避難した6万人超の人々の辛酸は、計6基の原子炉からの送電で結び付いていた首都圏の住民にとっても無縁ではなく、決して忘れてはならない。昨年4月、第1原発のある大熊町から避難した子どもたちの合同入園・入学式の場で、校歌に代わり作家、山本有三が翻訳したドイツの詩が朗読された。「くちびるに歌を持て。心に太陽を持て」−−震災からまもなく10カ月。千葉、福島、宮城、岩手、島根……震災を経て、新たに築かれ、再確認されたさまざまな絆や生き方のかたち。県内外を訪ね歩いた記者たちが報告する。 ◆印西 ◇ふくしまが好き!−−避難した農家 「ああ平和だなあ」。震災から8日後、男性(46)と妻、3人の子どもを乗せた高速バスが、JR東京駅八重洲口のバスターミナルに到着した。白いマスク。防寒用の毛布を抱えた子どもたち。避難時の着の身着のま
2012年3月から関西国際空港(関空)を拠点に国内初の格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」(本社・大阪府泉佐野市)が運航を始める。クリスマス間近の11年12月、客室乗務員(CA)1期生たちの研修をのぞいてみた。【米田堅持】 【研修にのぞむピーチCA1期生の様子を写真で】 関空に隣接するホテルの一室で、ピーチカラーの制服に身を包んだ1期生たちはアナウンスの練習に励んでいた。のどに手をあてる者、携帯電話に声を録音して自分の声をチェックする者、自習時間も一分一秒を惜しむように必死に練習を続ける。突然、講師の恒川久美・客室乗務課長のよく通る声が響いた。 「オスカル!」 「アンドレ!」 研修生たちは間髪入れずに返し、笑顔を見せた。振り付けこそないが、タカラヅカ。関西が地盤のLCCであることを改めて意識する。 「そつがないと愛がないように聞こえるでしょう。87歳のおじいちゃんが
◆市原 ◇希望の空に手を−−避難の介護士・佐藤努さん(33) 「一緒に歌いましょう」。クリスマス前のある日の昼下がり、市原市神崎のデイサービス施設「たつみの森」。利用者18人の前で、サンタクロースの帽子をかぶってギターを持つのは、佐藤努さんだ。佐藤さんが呼びかけ、ギターを鳴らすと、老若男女の歌声が響く。タイトルは「人生歌」。今年92歳で亡くなった、原発事故の避難中に離ればなれになった男性と作った歌だ。 □ □ 佐藤さんが働いていたデイサービス施設は、第1原発から約15キロの福島県楢葉町にある。心身が弱ったお年寄りに生きがいを見つけてもらおうと、5年前から利用者から歌詞をもらい曲作りを始めた。 昨年、利用者の神野二郎さんが「人生を歌にしてくれ」と歌詞を渡してきた。竹細工の工房を営んでいたが、視力が衰え廃業。心も体も弱っていた。タイトルは「人生歌」。つらさを乗り越え「風の吹くまま
野田佳彦首相は1日午前、2012年の政権運営について「一日も早い被災地復興に向け政府一丸となって取り組む。きょうから始まる1年は日本再生に歩み始める最初の年だ」と述べ、東日本大震災の復興に全力を挙げる考えを示した。東京・日本橋の郵便事業会社日本橋支店で行われた年賀状の配達出発式であいさつした。 首相はこの中で、「希望と誇りある日本を目指して、国民の皆さまが確かな一歩を踏み出したと実感できる年にするよう努力する」と強調した。 【関連記事】 【特集】駅弁、あれこれ〜大館駅「鶏めし弁当」、仙台駅「特撰牛たん弁当」〜 早くもささやかれ始めた6月解散説 TPP攻防戦「出来レース」のカラクリ 【特集】野田佳彦内閣閣僚名簿 閣僚、議員はどんな人?=時事通信社「政界データブック(アンドロイド用アプリ)」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く