巨人の原監督が10日、千葉県勝浦市の国際武道大に招かれ、客員教授として「スポーツ戦略論」の特別講義を行った。 今年が8回目。教室を埋めた学生らの前で、自身の学生時代のエピソード、リーダーとしての心構え、今季の戦い方などについて約1時間、熱弁をふるった。 学生との質疑応答で、「(力が)伸びる選手と伸びない選手の違いは、どこにありますか」と尋ねられた原監督は、「まず、基本を身につけている選手が強い。それから『朗らかさ』『謙虚さ』『素直さ』が重要」と説いた。 さらに、「朗らかな人は(指導者や同僚から)いいアドバイスをもらえる。謙虚な人が耳を傾け、素直な人は、その助言を受け入れる」と補足し、「プロでも成功している選手は、先ほど挙げた三つのうち、少なくとも二つを備えている」と述べた。