内閣府が31日に発表した「社会意識に関する世論調査」で、東日本大震災後、社会との結びつきについて「前よりも大切だと思うようになった」が79・6%と、「特に変わらない」19・7%、「前よりも大切だとは思わなくなった」0・5%を大きく上回った。 震災をきっかけに支援活動などを通じて社会の一体感や助け合いの意識が高まった表れとみられる。 「震災後、強く意識するようになったこと」(複数回答)の質問では、「家族や親戚とのつながり」が67・2%でトップ。「地域でのつながり」59・6%、「社会全体として助け合うこと」46・6%、「友人や知人とのつながり」44・0%が続いた。 「現在の世相をひとことで言えば」の明るい面については、「思いやり」が21・7%と前回の12・4%から大幅に増え、2位となった。「連帯感」も前回の4・6%から9・7%に倍増して5位。トップの「平和」は7ポイント減の48・1%だっ