カージナルスとナショナルズのオープン戦が行われた4月1日。2回終了後に、カージナルスの専属アナウンサーが「幸運なファンにピックアップ・トラックが当たりました」と陽気に場内放送した。 「気前がいいね」と微笑んだのは2010年に20勝したカージナルスのアダム・ウェインライト投手(30)。ところが同僚のバークマンが球場内に運転してきたのは2009年製、白のシボレー・シルバラード。「俺の車じゃないか」とウェインライトは仰天。 スタンドでは、フリース三塁手のおじさんが「当たった、当たった」と大はしゃぎ。フリース選手の元に駆け寄って抱き合ったあと、トラックに飛び乗った。バークマンはそのまま車を運転、球場の外に消えた。 バークマンらが、選手の親戚や球団職員まで巻き込んで仕掛けた「エープリル・フール」の悪ふざけだとウェインライトが気づくまで、かなりの時間がかかったという。来年の4月1日、巨人もこんな