宮城県生協連合会の2011年家計モニター調査によると、同県内の1世帯当たりの収入合計の月平均額は61万5481円となり、前年と比べ4万4432円増えた。東日本大震災の義援金や見舞金により、「その他収入」が大幅増となった影響が大きい。 支出は54万6638円で1万3154円増にとどまり、家計の黒字幅は6万8843円と3万1278円アップした。ただ県生協連は「収入増は一時的。社会保険料など非消費支出は高い水準にあり、生活は依然として厳しい」としている。 収入と支出の月平均額の年間推移と11年の主な内訳はイラストの通り。内訳のうち、夫の月給は残業の増加などで約6500円、賞与は月換算で約800円それぞれアップした。 反対に妻の月給は、震災で会社から解雇や自宅待機などの措置を受けたケースがあり、約3600円減った。 「その他収入」は約4万7600円の増加。会社からの見舞金や地震保険の支払い