◆交流戦 巨人5―1ソフトバンク(20日・東京ドーム) テークバックの時、意識的に1拍おいた。ボウカーは重心を捕手寄りに残してスイングした。「監督にも教えてもらい、いい感じで打てたし、チームに貢献できて良かった」。3回無死一塁で、高め149キロの直球に振り負けず、打球は左中間ではねた。初の決勝打となるタイムリー二塁打に、胸を張った。 試合前練習で、原監督が動いた。ボウカーのフリー打撃の途中、打撃ケージの後ろで見ていた指揮官は、ケージの中に入ってスイング。指導内容は「間」の取り方だった。打ち終わってロッカーに下がろうとしたボウカーを呼び寄せ、高橋由のスイングを見るように指示を出した。 原監督「1、2、3、アン・ドゥ・トロワが大切なのよ。1、3の部分は結構、誰でもできる。でもね、大事なのは2、ドゥの部分。そこがないと、いい3にならない」 フランス語を出し、報道陣に説明した。ボウカーには「