新潟県の佐渡島で1日朝、国内では38年ぶりに野生の下で巣立ったトキの幼鳥2羽と親鳥が、休耕田で餌を探す姿が観察された。 環境省佐渡自然保護官事務所によると、午前4時45分頃、巣から約50メートル離れた休耕田で餌取りをしていた親鳥1羽のそばへ、幼鳥1羽が飛来した。間もなく別の幼鳥1羽も合流し、頻繁に地面をつつく姿が確認された。幼鳥は、3歳雄と2歳雌のペアから今春誕生し、巣立ちを迎えた3羽のうちの2羽。 幼鳥が餌をつかまえ、のみ込む様子は見られず、時々首を振って餌をねだる幼鳥に親鳥は餌を与えなかった。トキは通常、巣立ち後1〜2か月は親鳥から餌をもらいながら、ドジョウなどの餌を取る練習をするという。 また、午前5時半頃には、幼鳥3羽のうち残り1羽が、近くの民家の屋根の上に止まっているのが目撃された。これできょうだい3羽すべてが巣のある林の外へ飛び立ったことになる。
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