民間企業主導で経済活性化を目指す経団連の未来都市モデル事業が、着実な成果を生み始めている。愛媛県西条市では「西条農業革新都市」と銘打って先進的な農業に取り組み、今年から栽培を始めたレタスやキャベツが畑で順調に生育。農業の国際競争力向上を図るモデルケースとして期待が高まっている。 この事業は、経団連の米倉弘昌会長の出身母体である住友化学が西条市やJA西条などから出資を募り、農業法人「サンライズファーム西条」(資本金1億円)を設立。住友化学の技術やネットワークなどを生かし、生産から流通までの効率化を図る試みだ。 具体的には、市内の農地約5ヘクタールでレタスやキャベツなどの露地栽培を実施。GPS(衛星利用測位システム)を利用した農機の自動運転や農薬の精密散布などを進めてきた。 昨秋の種まきから連日、土壌や水に気を配ってきた栽培管理責任者の牛丸博聴(ひろおき)氏は、初年度の収穫に追われながら
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