パナソニックが31日発表した今4−6月期の連結決算は、最終利益128億円を確保し、前年同期の303億円の最終赤字から黒字転換した。 [日本産業に追い打ち]ショック…パナ製TVから中国TCLに交換された 四半期決算の黒字転換は2010年10−12月期以来、6四半期ぶり。 売上高は6.0%減の1兆8144億円、営業利益は386億円とし、前年同期の55億円の6.9倍増とした。 薄型テレビや半導体事業で人員削減や生産拠点見直しなどのリストラを進めたり、生産品目の絞込みを行った結果、採算改善の結果が出始めた。プラズマパネルの生産拠点だった尼崎工場を一部停止し、固定費を圧縮したことも利益確保につながった。 前年同期は赤字だったAVC分野(AV機器、パソコンなど)と電子デバイス分野で、ともに営業段階での収支が100億円以上改善した。今4−6月期はAVCで74億円、電子デバイスでは73億円の営業