三重県亀山市の社会福祉法人「柊(ひいらぎ)会」(中田論理・理事長)は16日、同市内で経営している特別養護老人ホーム「華旺寿(かおす)」でノロウイルスの集団感染が発生し、高齢女性2人が嘔吐(おうと)したものを喉に詰まらせるなどして死亡したと発表した。 同会によると、今月2日、職員1人が下痢や嘔吐の症状を訴え、同4日にノロウイルスの感染が判明した。同日から、入所者にも症状が出始め、10日に88歳の女性が吐いたものを喉に詰まらせて死亡、15日に97歳の女性が誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。 15日現在、入所者と職員合わせて16人が検査で陽性となり、入所者13人に感染の疑いがあるという。